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8日目 フロリダに到着
朝、目が覚めたらもうフロリダに着いていた。気温はカリブ海並みに暖かいんだけど、窓から入ってくる空気がガソリン臭くてたまらない。乗客は午前10時半までに全員が下船しなくてはいけないので、朝食のサービスも8時半まででおしまい。なんだか慌しいのだ。午後1時になったらまた次のクルーズに行く客が乗ってくるからね。
客室係りのリカルドは、船から下りることなく、すぐ次の航海に行くんだそうだ。彼は9ヶ月契約で働いていて、7ヶ月船に乗りっぱなしで、その後2ヶ月間故郷のホンジュラスで休暇を過ごすことができる。船に乗っている間は、朝はルームサービスの朝食を配って、午前中に部屋の掃除。午後は氷やフルーツを配ったりして、夜はまたターンダウンの繰り返し。大変だろうなあ。ソムリエは3ヶ月契約だと言っていたし、ひと晩だけのショーのために乗ってくるエンターテイナーもいる。船で働いている人の仕事の内容は本当に様々だし、国籍も色々だ。

下船の時にスイートルームのドアが開いていたので、カメラを持って突撃して写真を撮って来た。左が一番小さなスカイスイートで、右がその上のランクのセレブリティスイート。朝食の時に一緒になったアメリカ人は、セールスコンテストで優勝したご褒美として、スイートに泊まるクルーズ旅行を会社からプレゼントされたと言っていた。いったい何を売っている人だったんだろう???

大きな荷物は前日に出し、その後の予定によって下船時間をグループ分けするなど、下船方法は工夫はされているけど、入国の手続きやタクシー待ちなどにけっこう時間がかかる。今回は旅行中にアメリカを2回出たことになった。
帰りの飛行機の時間がゆっくりだったので、近くのマリーナ沿いのレストランにランチを食べに寄る。そこからは私たちが乗ってきた船が橋の向こうに遠く見えた。今日からの航海のタグをつけた荷物を持ったお客さんとすれ違ったりもして、羨ましかったな。

食事はおいしいのか?とか、本当に楽しめるのか?とか、出かける前は色々心配だったクルーズ旅行だけど、今はもう、次は南ヨーロッパを船で回るんだと決めている。
荷物は部屋に置きっぱなしで、船が動いて色々な場所に連れて行ってくれるのがいい。食事が気に入らなければ、昼間寄港地で外に食べに出ればいい。外に出なくてもエンタテイメントは盛りだくさん。窓の外に目をやれば、そこはきれいな海だし。動いている船から海に飛び込むわけには行かないけれど、泳ぎたければちゃんとプールがついている。出港や入港の風景はいつ見ていても飽きない。航海中はゆらゆらと揺れていて、それだけで気分がふわふわとしてくるのがいい。
船に乗っていたお客さま担当に、ヨーロッパクルーズの内容が決まったら案内してくれるように頼んでおいた。あとは無駄遣いをせずに旅費を溜めて、ダンスの練習をするだけだ。
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