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ダイヤモンド・プリンセスで北海道周遊10日間「寄港地コルサコフでおひとり様ウォーク」
このクルーズで唯一の外国の寄港地はロシアのコルサコフだ。朝6時から夕方6時まで接岸することになってはいるけれども、ビザを取るか船会社のエクスカージョンに申し込むかしなくては、岸に向かうテンダーボートに乗せてもらえない。
去年はエクスカージョンの「コルサコフ自由散策」に申し込んだけれど、ショッピングコーナーのある劇場に閉じ込められ、舞台にまで上げられて、自由時間がほとんどなかった。だから今年は、本当の「自由散策」を目指したんだけどね。
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やっとできたコルサコフ自由散策
下船する人はテンダーボートに順番に詰められて、送りだされる。 韓国人と香港人はビザなしでロシアに入国できるそうだけど、見かけは同じでも日本人はダメなのだ。
去年15ドルだった船のエクスカ―ジョンの「コルサコフ自由散策(注:ちっとも自由じゃない)」は、今年は29ドルに値上がりしていた。その代りか、港が見下ろせる広場にちょっとだけ寄って、港を見下ろすモニュメントを拝見する時間が追加されていた。
そんな広場、おもしろくもないので、道路の反対側にあったお店にぶらぶら入る。日本のコンビニみたいな、計算されつくした陳列じゃないけれど、品数豊富なごくごく普通の食品店だった。
店はすぐに同じバスで来た日本人でぎゅう詰め状態になる。黙って入って来て写真を撮って黙って出て行くアジア人の集団、お店の人はどう思っただろうか。
バスでレーニン像のある広場近くに移動。去年と同じく、日本語学科で勉強しているボランティアの学生さんが、たどたどしく日本語の説明を読み上げる。
その中に、戦後70年を記念して町全体をきれいに塗り替えた、とあった。その通り、去年はレトロな雰囲気でおもしろかったコルサコフの建物が、全部カラフルなパステルカラーに塗られていた。
自由に歩き回ってはみたけれど
劇場に向かうグループからこっそり離れて、さーていよいよ本当の「コルサコフ自由散策」だっ。といってもキャビンメイトのうち2人は船に残り、初めてコルサコフに来たもうひとりは踊りが見たいと劇場に向かったので、私ひとりになった。
人影が消えた中、スパイと疑われないだろうかとひやひやしながら写真を撮る。
広場の一角に集まる鳩と子どもたち。子どもたちはみんなおしゃれでかわいい。
会話できない寂しさを味わったコルサコフ自由散策
ロシア国籍の猫ちゃん。そっぽ向かれちゃった。
1時間ちょっとの自由時間を、黙々とひとりで歩き回った。唯一言葉を交わせたのは、英語ができたブティックの店長さんと、日本語ができた韓国系の野菜売りのおばちゃんのふたりだった。
道端で配っていた新聞を、私ももらえたのは嬉しかったけれども、言葉も通じず目が合ったらにっこりするだけ。私には異国のひとり旅はとっても無理だなとつくづく思った1時間だった。
そんな危ないこと、とアメリカ人
クルーズ・クリティックのミートアンドミングル(オフ会)で会ったアメリカ人たちにこの話をしたら「私たちアメリカ人がロシアをビザなしで自由に歩き回るなんて、恐ろしくて絶対できない」と笑っていた。
去年から思い詰めていたことではあったけれども、1回試して気が済んだ。次にコルサコフに寄港したら、船上でゆっくりしていようと思う。
去年のコルサコフ上陸体験記「重要任務達成なるか」は>>こちら
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翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて
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