クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! コスタ・フォーチュナで行った地中海クルーズの旅行記です。


8日目 サボナに戻る

さようなら(涙)…コスタフォーチュナ
さようなら(涙)…コスタフォーチュナ

サボナの街並みを見て悲しくなる

ついに1週間の航海を終え、出発地のサボナに戻ってきた。 この日は朝食のルームサービスが無いので、初めてデッキの食堂でビュッフェの朝ごはんを食べる。船はもうサボナの港に停泊していて、船の脇を人が歩いているのが見える。陸の暮らしがすぐそこに感じられて、あーこれからここで下船するんだなあと悲しくなった。

昨夜はシアターやバーをはしご

昨日の夜は、私たちが踊れる曲をやっているシアターやバーをはしごして、踊りおさめと飲みおさめをした。ドレスを着て各バーを回っていた日本人ホステスMs.Yや同僚のホステスさんたちと一緒になった。明日下船の人が多いので、こうしておもてなしをしているそうなんだけど、他の日本人客は夜はちっともフロアに出てこないんだとか。

昼は出かけまくって夜は踊りまくって、こんなにクルーズを楽しんでいた日本人は珍しいと言って、Ms.Yはずーっと私たちの相手をしてくれた。なんだか、もったいないなかったですよ、他の日本人のお客さんたち。

私たちのダンスなんて、誰も見てないと思ってたけど…

今まで毎晩踊り続けて、Gと私のダンスも、サマになっただろうか。最初Gはガチガチに緊張して、恥ずかしがっていた。ステップが違うと言ったらキーと怒ったりもしていたけれど、最後のほうは、適当に体を揺すってればいいんでしょ、と開き直れるようになった。

ま、それでいいんだとは思うけどね。誰も私たちのことなんて見ていないし、と思っていたんだけど…。一度私のゾーリが突っかかってのめった時に、周りのテーブルで飲んでいた人たちがみんな、あっ、と身を乗り出すではないか。やあねえ、ちゃんと見てるのね。

タクシーでジェノバ空港へ

下船の朝は、手荷物だけもって番号順にシアターに集合。パスポートを返してもらって、ぞろぞろと列を作って下船をして、昨日の夜に出した荷物をピックアップ。そしてタクシーでジェノバ空港に向かう。ここからパリ経由で延々帰るのだ。あーあ、東京に帰ったら現実が待っている。

でも、休暇が終わってがっくりした、と言うよりは、仕事で稼いでまた来るぞっと思っている自分がいる。けっこう前向きでしょ。

クルーズ旅行は陸を移動する旅行と違って、同じ人たちと一定の期間ずっと一緒にいるので、いろんな生活や生態がかいま見られた。

船旅は色々な人に知り合えるのが楽しい

船で知り合ったイギリス人の70代の夫婦は、なんとクルーズが今回で24回目なんだそうで。アフリカに行けた!と私には嬉しくてたまらなかったチュニスも、もう3回も来たから上陸しないでいいんだなんて、余裕だった。そして、2ヵ月後からまた、何回目かのカリブ海クルーズに行くんだって、いいなあ。

何というゼイタクな生活…とうらやましがる私に、それもこれも今までがんばって自分のビジネスを 築いて、商売の葬儀屋も今は子供たちが継いでくれているからねえ。と余裕のお答え。

そりゃあ今まで仕事や生活で苦労があっただろうけど、今はもう楽しむだけって感じのカップルだった。

次のクルーズも、地中海がいい!

そんなこんなで終わった今回のクルーズ旅行だけど、次もやっぱり地中海がいいなあ。寄港地ごとにおいしいレストランに行かれるのがいい。Ms.Yはフィヨルドやアラスカの氷河のクルーズもお勧めだと言っていたけれど、私たちはあんまり自然派じゃないし、それよりは食い意地だしね。

コスタクルーズは、うーん…イタリアの船に料理の良さを期待したけれど、ちょっと当てが外れた。イタリア語が公用語だったのも英語がやっとこさの私たちには辛かった、かな。Ms.Yはとっても良くしてくれたけどね!

Gのクルーズ評

さて、今回の旅は、前半はイタリアン・リビエラの食べ歩き。以前アマルフィ海岸でやった作戦を北イタリアで再現しようという試みは成功であった。

後半はクルーズで地中海沿岸の街を食べ歩くという初めての趣向。クルーズは夜寝ているうちに次の土地に動いてくれるのでとても楽。なんとも贅沢な食い散らかしをやらかしたものだ。

船の食事は旨くなかったが、上陸するたびにこれだけ美味しいものを食べていれば船では絶食したっていいくらいだ。今回食い散らかして最大の発見は、旅の最後にたどりついた、プロバンス料理って何て美味しいんだろうということ。おそらくこれは日本では再現できないだろうな。また来るしかないな。

今回反省したのは英語しかできないとヨーロッパでは相当不便ということ。都市部でじっとしているだけだったら問題ないが、田舎を含めてあちこち動くと英語なんて通じない場面に何度も遭遇する。レストランによっては予約もできない。フランス語は発音が難しそうだがイタリア語なら何とかなりそうだ。イタリア語ひとつだけでも話せればヨーロッパどこへ行っても何とかなるのではないか。がんばってみようかな。

>>おしまい



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