クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! コスタ・ビクトリアで南スペイン、ポルトガルまで行った地中海クルーズの旅行記です。


8日目 懐かしのバルセロナをちょっとだけお散歩

クルーズで寄港バルセロナ

旅行のお約束、マーケット探訪。ハーブやお土産のキャンディを買い込む。

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バルセロナにたった5時間だけ着岸

最後の寄港地バルセロナには、朝の8時に着いて13時出航というショートステイだ。このスケジュールでは食事をすることもできないので、バルセロナの街をうろうろお散歩することにする。

バルセロナに来るのは3度目で、1度目は数日滞在して、ガウディだバルだとあちこち行った。2度目は2年前のクルーズの時の半日寄港で、その時はスペイン式にゆっくりお昼を食べたらそれだけで時間が無くなってしまった。

今回はそれよりももっと短い滞在なので、地下鉄に乗って4駅行って、観光ストリートをぶらぶら歩いて戻って来るだけにする。


ガウディのカサ・ミラとカサ・バトリョを眺めたり、以前泊まったホテルクラリスの前まで行ってみたり、マーケットをうろついたりする。

バルセロナの街並みは趣があってとても好きだけど、車が多くて空気が悪いのに閉口する。ずっと海の上にいたから、排気ガスに敏感になっちゃったのかな? 東京もこんなだっけな? 明日で最後の航海の後、無事に東京ゴミゴミシティライフに復帰できるか、不安になってくる。

大通りには実入りの悪そうな大道芸人たちがずらり

大道芸人君を、お金を払ってもいないのにパチリ。じっとする芸なので追いかけてこられない。

マーケットでハーブやお土産のキャンディを買い込み、ランブラント通りを海の方に向かって下る。大きな通りは観光客でいっぱいで、両側に大道芸人が並んでいる。体を絵の具で塗りたくって銅像のようにじっとしていて、投げ銭が入るとちょっと動いてみせるという例のパフォーマンスだ。数メートル置きに並んでいて、あまりに数が多いので、見入りは悪そうだ。

歩いてお腹がすいちゃったけど、カフェでお茶を飲む程度でガマン。集合時間が早いので、タパスで一杯という時間も無い。仕方が無いから船に戻って、船のレストランでお昼を食べる。このコスタ・ビクトリアの食事は、前に乗ったコスタ・フォルツーナよりずっとおいしいので、船のレストランにお腹を空かせて戻るのがわりと楽しみだったりもする。

メインダイニングから出港を見る

船に乗る前にコスタのウェブサイトで事前予約しておいたちょっぴりお得なワインパック(赤ワイン3本、白ワイン2本、プロセッコ1本+水10本)の、最後の白ワインを空けながら、窓際に取ったレストランの席から出航を見送る。船は明日の下船地であり、一週間前の乗船地であったサボナに向かって出発だ。


「ローストビーフのサラダ」「ゴルゴンゾーラのマッケローニ」「アーティーチョークのフリット」「魚介のシチュー(タコ、ムール貝、ホタテ貝、トマトソース)」

午後はデッキや部屋で昼寝をしたり、本を読んだりしてのんびりと過ごす。左舷にある部屋の窓からはずっと陸が見えていて、リスボンからスペインの南海岸を通って、今はイタリアに向かっているんだなあ、終着点ももうすぐだなあと感傷的な気分になったりもする。地中海に入ってからは波も穏やかになって揺れが少ない。本を読んでいても、ワインを飲みながらボーっとしていても、すぐ眠くなってしまうのは心地よい揺れのせいかもしれない。

最後のディナーの後は最後のダンス

最後のディナーには、日本ではもう若向きすぎて着られない、ピンクの琉球絣にする。この着物が、きれいな色ねー、ステキな模様じゃないとテーブルメイトたちに一番評判がいい。昨日のフォーマルナイトには、一つ紋付きの色無地に、伊達衿までつけて着てたのにね。

これから外国に行く時には、季節に関係なく涼しさ優先で薄手の単(ひとえ)を持っていこう。そして、今回はやたらに張り切って色々な着物を持ってきすぎた自分を反省する。色を派手目にして半幅帯にすれば、荷物も軽いし受けもいいしね。重いトランクをヒイヒイ運ばせてごめんね、G。


最後のディナーなので、いつもはパスしていたデザートも記念に頼んでみた。とっても甘かった。

ダンスフロアで最後のダンスをする。顔見知りになった何組かが手を振ってくれたり、拍手をしてくれたりする。今日はタンゴがかかったので、GはT-A-N-G-Oと唱えながら必死のステップをする。それがおかしくて私は踊りながらケラケラ笑ってしまう。クルーズ3回目にして、クルーズでのダンス実践2回目にして、どうにか周りを気にせずに勝手流で踊れるようになった(と思う)。がんばったね、G。

夜中の1時半までに荷物を廊下に出すので、早めに部屋に戻って荷物のパッキングをする。ディナーの時にテーブルメイト達は、もうみんなパッキングは済ませていて、夜の10時半からピザレストランにピザを食べに行こうなんて言っていた。これ以上食べるなんてとっても無理なので、私たちはパッキングに専念。大中小のトランクを3つ持って、延々日本まで帰るのかと思うとうんざりするけど、捨てていくわけにもいかないしねぇ。



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