クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! コスタ・フォーチュナで行ったメキシコ(メキシカンリビエラ)クルーズの旅行記です。


8日目 ロサンゼルスで下船

メキシコクルーズ
私たちが初めて乗ったセレブリティが近くに見えた!

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ホームレスのような大荷物で下船

今日はもう船を降りて帰るだけ。部屋でご飯を炊いて最後の朝食をするために、トラベルポット2つと小鍋を預け荷物に入れなかったので、私たちはまるでホームレスのようにたくさんの袋を持っての下船だ。これがかっこう悪いとGがまたプリプリしている。

連休をぎりぎりいっぱい使っての旅行で、しかもクルーズに来ると朝から夜までけっこう忙しいし、かえって疲れてしまったんだと思う。昼間はダンス教室に出たり、夜は遅くまでダンスホールにいるしで、のんびり本も読めないと、旅の後半は機嫌が悪くて大変だった。やれやれ、サラリーマンのおじさんをなだめすかして旅行をするのも難儀だなあ。


出発したロスアンジェルスに戻ってきた。さてこれからヘトヘトの帰国の旅だ。

地元ではお得な料金で乗れるらしい。いいなあ

今回のクルーズは、旅程のせいか日程のせいか、特に周りにアメリカ人が多かった。2800人の乗客のうち、8割くらいアメリカ人だったそうだ。しかも地元ロスから、家から車でちょっと走って船着き場まで来て、ひょいと船に乗ったのさ、という人がたくさんいた。

地元の旅行代理店には、船が出る72時間前になっても空いていて、旅行代金が大幅に割引になっている格安パッケージがいっぱい出るそうだ。24時間前割引というのがあって、昨日申し込んで明日からお得にクルーズなんてことをよくすると言っている人たちもいた。

私たちなんて、1か月前の予約ですらぎりぎりで大変だったのに、そんな近くから船に乗れるなんて、本当にうらやましい。


フォーマルにはGはタキシードを着た。アメリカに住んでいたころ買った安物です。

頻繁にクルーズ旅行している人も多かった。いいなあ

リタイアしたクルーズのベテラン夫婦も多くて、ランチで同席したオーストラリア人のご夫婦は、この1週間のコースのあともこのまま船に乗り続けて、もう1週間かけてサンフランシスコからカナダに行くんだと言っていた。すごいなあ。

いいなあ、そういう余裕を持ったクルーズがいつになったらできるのかしら、と私が言ったら、ロスで食品店をやっていたという台湾系アメリカ人の奥さんに

「あら、うちなんて、退職まで38年間も休みがなかったのよ。それに比べたら若いのに旅行に出られるからいいじゃない」なんて言われたけれどね。


船から見える景色をスケッチして年賀状に使おうとハリキるG画伯。いまだに未完成。

いつかは私たちも、存分にクルーズ旅行できますように

今回、カボ・サン・ルーカスで停泊していたら、隣にセレブリティ・クルーズが来て懐かしかった。セレブリティは私たちが最初に乗った船なのだ。

最初のクルーズは、今思い出せば食事だって決しておいしくはなかったし、ベジタリアンメニューは少ないし、頼もうとしてもおすすめでないと言われるし。旅行代金は高くて、狭い部屋を取るのがやっとだったけれど、何もかもが新鮮で面白くて、夢中で過ごしたものだ。(最初のクルーズの旅行記はこちら⇒「船でゆらゆらカリブ海」

あれから7年たって、クルーズ旅行の代金は、だいぶ安くなったと思う。(日本船は知らないけど)。コースだって豊富に出るようになって、船に乗り込みさえすれば、色々な所に行かれる。技術の進歩かもしれないけれど、食事だっておいしいと感じられるようになった。味覚が鈍ったか、慣れただけかな?

問題は、日本に住んでいる限り、行きたいクルーズの発着地がとても遠いということだ。1週間のサラリーマン休暇では、行かれるクルーズがとても限られる。今回だって、行きは前泊で来たけれど、帰りは下船したらすぐにタクシーで空港に行き、11時間もフライトして日曜日の夜に帰宅。翌朝からもう仕事なのだ。

 あこがれのロングクルーズで、ギリシャからトルコとか、南米とか、今回本当は行くはずだったバルティック海とか、行かれるのはいつなんだろう。
案外その日は近いんだろうか。それとも、一生無理かな…??

>>おしまい



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