3日目 経路変更でチュニジアに
今日は本当はマルタ島に行くはずだったんだけど、天気が悪くてマルタには入港できないと、チュニジアに寄港地が変更になった。チュニジアは明日行くはずだったところだ。明日の寄港地はシチリア島のメッシーナになるという。
寄港地変更もそう簡単ではないらしい
行けなくなったマルタ島でのランチを楽しみにしていたのでがっかりだ。チュニジアに寄った後にマルタ島に戻ればいいじゃないと思うけれども、寄港にはマルタ島の港湾管理局の許可が必要で、簡単に1日ずらしたりできないんだそうだ。
チュニジア近海はどんよりと曇っていたけれど、無事スプレンディダは停泊した。
揺れたって平気! 船内ライフ
乗った時からこの船はよく揺れるなあと思ってはいたけれども、天候のせいだったのか。甲板の真ん中にあるプールはまるで海のように波立って水しぶきが上がる。レストランにいる時はシャワーで窓の外を掃除しているのかと思ったら、雨が激しいからああなっているんだとウエイターが言うので驚いた。
そんな中でも乗客は普通に飲み食いし、スタッフは背の高いグラスにワインを注ぎ、ステージでは人の上に人が乗ってさらにもう一人がその上で逆立ちするアクロバットショーをやっている。
クルーズ旅行が好きだというと船酔いは大丈夫なのと必ず聞かれるけれども、私は酔ったことはないし、気分を悪くしている人を見たこともない。子供のころはあんなに車に酔っていたのに不思議なことだなあ。
どんなに揺れても3人目はちゃんと一番上で逆立ち!
2回目のチュニジアでお散歩を楽しむ
寄港地のチュニジアには一度来たことがある。前はツアーでたくさん回ってチュニジアの歴史や文化についてもガイドしてもらったので、今回はちょっとだけ降りてその辺をお散歩するだけにする。前の経験から観光客が行くところには物売りや見世物がたくさん集まっているとわかっていたので、それが楽しみでもあった。
前のクルーズで乗馬はしたけれど、今回乗駱はしなかった。惜しかったかな…?
船が港に近づくにつれ、歓迎の音楽がにぎやかに聞こえてくる。民族衣装を着た人たちが民族楽器を演奏しながら、ラクダと一緒にマーチしている。予定より1日早く寄港したのに、朝早くからご苦労様です!
ラクダちゃんたちは船から降りたすぐのところにいて、まじまじと見ることができた。前回は寄港地で馬に乗ったけれども、ラクダは背が高いし乗り降りがとっても怖そうだったからやめた。ラクダに乗るといっても日本のポニー牧場の形式で、人が引いてその辺をぐるっと歩くだけだったしね。
降りたところにはチュニジアの伝統住居を模した白い壁に白い屋根の四角い家が並ぶデザインのショッピングセンターになっていた。民族衣装や特産のハーブや世界のどこでも買えるような免税品を売っている。私たちはそこでサフランのパックを買い、チュニジアのタイルの模様を描いたお皿を10ユーロで買った。
前回来た時に100ユーロと言うのを10ユーロまで負けさせたのに、結局買わなかったのが心残りだったのだ。このお皿は定価が10ユーロで、一応聞いたけどディスカウントはしないと言われた。
チュニジアの女性が抽象化されて描かれているそうです
午後は船内でゆったりまったり食べ放題
チュニジア上陸はほんのちょっとで船に戻り、食事時になるとヨットクラブのレストランのロリーボに行き、あとは部屋にいて飽きるとラウンジに行って、本を読みながらお茶を飲んだり、ちょこっとつまんだりした。
ランチ:
ホロホロ鳥と野菜のロースト、ジャガイモのスープ、メカジキのフィジッリ、スズキのソテー+ワインは望むだけ
ディナー:
うさぎのテリーヌ、イカに米とレモンを詰めてソテーしたもの
オニオングラタンスープ、パスタ入りコンソメスープ、仔牛のロースト
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リゾットと勢いで頼んだチョコレートケーキとタルト
ラウンジではヨットクラブに泊る色々な人たちが思い思いに過ごしていて、夕方にはジャズピアノの演奏もあるし、なかなか居心地がいい。
船の前面のビューを独占できるラウンジ
顔見知りもちょっとずつ増えてきて、親しく話をするというところまではいかないけれど、どこかで会ったら挨拶をするぐらいにはなってきた。特にディナーの時に着る着物についてはいろいろ聞かれることが多いので、今度着物の説明会でもやろうかしらね。
今夜は更紗の着物に大好きな琉球紅型の帯