クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい。 セレブリティ・インフィニティで行ったアラスカクルーズの旅行記です。


アラスカクルーズ 旅行の準備

ルートと日程

最大で1週間しか休もうとしない、融通の利かないサラリーマンの夫Gとクルーズに行こうとすると、日程や行かれるコースはかなり限られる。だからお盆休みの間にきっちりはまる期間で、セレブリティ・インフィニティのアラスカクルーズをみつけた時は嬉しかった。

アラスカ行きはこのコースが距離も日程も最短だ。シアトルまで直行便で行って前後泊無しにすれば、1週間の休暇で帰ってこられる。アンカレッジ近くまで行くのは、片道か往復2週間のコースになるので、設定が難しい。

氷河がたっぷり見られるわけではないけれど、猛暑の日本を抜け出せるだけでも、涼しくっていいんじゃないのー。

思い出のセレブリティ

セレブリティは私たちが最初に乗ったクルーズラインなので、特別の思いがある。クルーズの楽しさと楽ちんさを教えてくれたのも、クルーズはたくさんの人といろんな話ができる場だと教えてくれたのも、セレブリティだった。料理はいまいちだったけど、あの手この手のエンタテイメントの工夫が、飛び切りだった。

その後にコスタやプライド・オブ・アメリカ、プリンセス、MSCに乗ったけれど、最初に乗ったセレブリティではこうだった、セレブリティはそうじゃなかったといつも思い出し比較してしまうくらい、セレブリティクルーズの印象は強かった。

緊急放送が聞きやすい船に

それに今回のクルーズは、30人以上(2012年3月のニュースで死者32人不明2人)が亡くなったコスタ・コンコルディアの事故後のクルーズだったので、アメリカのクルーズ船に乗ることにこだわった。

なるべく緊急放送が聞きやすいラインに乗るのがいいなあと思ったからだ。自分が理解できる言語の放送が、なるべく早いうちに出てくるようにね。


あんな大きな船が横倒しになるとは…。事故の写真は衝撃的だった

イタリアのクルーズラインのコスタは、船内放送はイタリア語⇒スペイン語⇒フランス語⇒ドイツ語⇒英語という順番だった。この後、中国語、日本語と続いたこともあった。

こういう船に乗ると、何が起こっているのか、どう逃げたらいいのか知るのに、自分がわかる言葉が出てくるまでずうっと待つことになるかもしれない。しかもイタリアのラインの英語は、たいていはすごく訛りがきついので、焦っている時には聞き取れないかもしれない…。

参考:「乗客たちが撮った事故当日のドキュメンタリービデオ」はこちら

救命胴衣無しの避難訓練

今回乗ったインフィニティの避難訓練では、集合場所でちゃんと出欠を取っていた。こんなの初めてだ。やっぱり事故の影響があるんだろうか…。

でも救命胴衣は着けずに、決められた集合場所に行くだけでいいという。部屋係のベルタリーノに、訓練だから不要ってことで、本番の時には救命胴衣は持っていくのよね?と確認したら、「本番は起こらないとは思うんだけどね」とひきつって言っていた。

コスタの事故からまだ半年もたっていなかったので、冗談と笑い飛ばせなかったみたいだ。インド人のベルタリーノ、今まで会ったインド人の中で一番にこにこしてくれるとってもいい人だったんだけどね。ごめんね。

セレブリティ・インフィニティのランキングと乗客レビュー

セレブリティ・クルーズの船は、 べルリッツクルーズガイドでは11位までに8隻が入るという高評価ぶりだ。 インフィニティ 価格はメジャークルーズラインの中ではちょっと高めだけれども、高級中型船ほどではない。だから乗客もバランスが取れた感じで、老人ばかりだったり、走り回る子どもが大勢というわけでもない。

エンターテインメントは充実。アメリカ式のホスピタリティも心地よく、今の所私の一番のお気に入りのクルーズラインだ。

>>セレブリティ・インフィニティの詳しい得点とレビューはこちら

航空券の手配

お盆の時期の航空券は、いつも乗っているJALもANAもデルタも、とても料金が高かった。あきらめかけていた時に見つけたのが、ユナイテッドだった。お盆の時だけ高いという料金設定が無い。

いつも乗らないので、マイルはたまらないし、アップグレードもできない…。だけど、夕方に発ったその日の午前中にシアトルに着いてすぐ乗船。下船した日の昼に飛行機に乗って直行で帰って来られるのでとても便利だ。

席はエコノミーに差額を足して、非常口横やビジネスのすぐ後ろの「足が伸ばせる」シートを確保。これでへとへとにならずに行って帰って来られるとひと安心だ。非常口の横に座っていたら、英語のテストがあった!21HJも前の座席が無い(乗務員の休憩用スペース)で悪くなさそうだった。

パッキングしたもの

猛暑日が続く中の出発準備では、寒い時に何を着ていたかなんて、忘れてしまいがち。でもアラスカは真夏でも15度くらいの時もあるし、けっこう雨が多くてどんより曇っているので、セーターやコート、雨具は必需品だ。

ホカロン 日本人なら誰もが持っているユニクロのペラペラのダウンを持って行ったけれど、いかにも頼りなかった。ケチカンの川辺を歩いた時など、しんしんと体が冷えて、参った。ホカロンもあった方が良かったかもしれない。

乾燥防止マスク たっぷりの海水の上に浮かんでいるというのに、船の部屋はけっこう乾燥する。アラスカクルーズでは部屋に暖房を入れたりするのでなおさらで、寝ていて部屋の乾燥で喉が痛くなったことも。

ああ、日本製のしっとりと潤いが保てるマスクがあれば…と濡れタオルで口を押さえながら、どんなに思ったことか。

その他の、私の長年の経験からお勧めする、クルーズに持っていくべき、なるほど!グッズのリストは>>こちら



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