クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい。 セレブリティ・インフィニティで行ったアラスカクルーズの旅行記です。


8日目 シアトルから直帰

今日は下船と同時にシアトルの空港から成田に帰るので、下船の順番は一番最初の朝8時にしておいた。受付の人には、その飛行機の時間ならもうちょっと遅くても大丈夫じゃないかと言われたんだけど、前の冬の地中海クルーズで、遅延や予定変更をたくさん経験していたので、念のために一番にしてもらったのだ。

もっとBluの朝ごはん食べればよかった

今回のクルーズはすべてが予定通りで時間通りにすすんだ。逆に朝食に行くのが遅かった私たちが食べ終わるのに時間がかかって、あやうく集合時間に遅れそうになっちゃったくらい。でもアメリカならそんなに杓子定規じゃないし、遅れたから降ろさないなんて言われないだろうけどね。

時間がかかったのは、はじめて部屋で朝食を作らずに、アクアクラス専用のレストランBluに食べに行ったからだ。卵の焼き方から付け合せの野菜、パンの種類までいろいろ選べるので、ついついあれもこれもと頼んでしまった。久しぶりのアメリカンブレックファーストは、なんとおいしかったことか!

下船時間が迫っているので、記録的な早さで平らげたけど、もうちょっとゆっくり食べたかった。次のクルーズの時には最後の日だけじゃあなく、もっと頻繁にここに朝食を食べに来たいなあ。次がいつになるかはわからないので、忘れないようにここに書いておきます。

これは船のトイレの扉の内側に必ず貼ってあったお願い文。わかってるって!

あっという間の下船、すぐタクシーで空港へ

8時ちょっと過ぎに集合場所に駆けつけると、すぐに下船が始まって、あっという間にタクシー乗り場に出てしまった。空港に着いたのは9時前で、1時の出発までの長い時間を、ロビーで本を読んだり、メールチェックをしたりして過ごすことになった。

シアトルタコマ空港には無料のWifiが設備されているので、電源さえもてば仕事でもなんでもすることができます。

どうせ日が照らないなら、11階の部屋の方がよかった

今回乗ったセレブリティー・インフィニティでは、前回ミレニアムで泊ったコンシェルジュクラスとスイートの間に新しくできたアクアクラスにしてみた。 魅力は専用レストランBluに行けるのと、部屋がいい位置にあることだ。アクアクラスの部屋は9階のメイン階段付近か、11階の船尾寄りだ。

どっちにするか悩んでクルーズレビューサイトでいろいろ読んでみると、11階はベランダに庇が無くて、景色はすごくいいけれど日差しが強かった。9階は庇が特別長くて陽が入りにくかったと乗った人たちが言い合っているので、日に焼けたくない私は9階を選んだんだけどね。

アラスカクルーズでは11階の方が良かったな。だってクルーズ中ずっと天気が悪くて陽はあまり射さないし、せっかくのアラスカのフィヨルドが、庇で遮られて見上げられなかったから。

アクアクラス特別仕様の特大タワー式シャワー。バスタブ無しでもからだが温まってよかった。

シアトル発着なら直行直帰クルーズも可能

西海岸からの10時間のフライトは、ヨーロッパに12時間かけて飛ぶよりはちょっと短くて、シアトルからなら直行直帰のクルーズ旅行ができることも分かった。

Gが定年になって長いクルーズに行けるまでの間は、こういうクルーズ旅行ばかりになるんだろうなあ。いつかは2週間のロングクルーズに行けることを夢見ながら、これからも私は1週間でぎりぎり行けるクルーズを、毎年必死に探すんだろう。

乗客の合言葉は、今まででどこがよかった?

7年ぶりにセレブリティクルーズに乗って驚いたのは、アメリカ人がこの7年の間にクルーズのベテランになっていたことだ。前は10人のテーブルで、ひと組を除いてみんなが初めてのクルーズだった。その時が2回目だったオハイオから来た夫婦は、最初のクルーズでどう楽しんだか、どんな風に過ごせばいいか、得意になってアドバイスしてくれたものだ。

それが去年くらいから、クルーズは何回目?と聞いても「数えきれない」という答えが多くなり、「このクルーズラインはよく乗るの?」とか「どこがよかった?」という質問ばかりになった。みんなで情報交換して、じゃあ次のクルーズはそこに行くわなんて言い合うのはとても楽しい。今回はLAとハワイの往復路線がいいというアメリカ人が複数いたな。ゆっくりできるし、アメリカ人憧れのハワイに行けるのがいいのかな。

同い年くらいの女性同士のカップルは、ロイヤルカリビアンは若い客が多くてうるさい、ホランドアメリカは老人ばっかりでつまらない。セレブリティくらいが色々な年代の人がいてちょうどいいと言っていた。なるほどねー。キュナードはちょっと気取っているのが鼻に付くともね。

でもよく聞けば、キュナードでいいクラスの部屋に居たようで、同じクラスの人たちとの食事をずいぶん楽しんだそうだ。キュナードは部屋のランクでダイニングが細かく分かれるみたいだから、自然に同じようなクラスの人たちが集まって話が合ったんだろうな。

みんな平等が建前として叩き込まれて育っているアメリカ人には、それがちょっと後ろめたくもあり、でも大いに楽しめたんだろうと思う。イギリスの船らしいね。

アラスカクルーズの良さは、海と山が同時に楽しめること

今度のクルーズの乗客には、アラスカには何度も来ているという人が多かった。たしかに、海の上に居ながら山に囲まれた大自然が楽しめるのはよかった。ヨーロッパクルーズと違って、フィヨルドを行くのは静かだからいいんだという人もいたな。

インフィニティと記念写真。次はいつ会えるのかしら。。。

でも私は大自然を行くよりは、歴史ある町を日替わりで訪れることができるヨーロッパクルーズにあこがれる。Gがせめて10日休んでくれれば、ヨーロッパクルーズにももっと頻繁にいかれるのにと恨めしくもある。小心者のサラリーマンGには、そんなことぜったい無理なんだろうなあ。

>>おしまい



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