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旅のお供にこんな本
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ブスのくせに! 姫野カオルコ(著)
女流SM作家というイメージから興味半分で読み始めたエッセイですが、全編を貫くトホホなスタンスが妙に心地くて好きになりました。小学生の頃持っていた「何であんな子がモテルの!?」というじゃりっとした違和感から、「いわゆる健全な社会の良識やまっとうなご意見」に対しての戸惑いまで、けっこう頷けちゃうところが多いのです。こういうことを考える自分が変なのかなぁとよけい自信を無くしてしまうパターン的思考ってありますよね。(2001.12しの) |
それがどうした風が吹く
松村 雄策(著)
渋谷陽一、松村雄策、岩谷宏、橘川幸夫の四人が創刊したロッキングオンを、ぼくは中学、高校の頃、思想文学社会経済総合誌として読んでました。雑誌はだんだん読まなくなりましたが、四人が出す単行本は、その後も必ず読んでいます。松村雄策さんは、昔からナイーブに自分の心のありようを描写するのが得意な人で、ロックファンでなくとも楽しめるのではないでしょうか。年を取ってだんだん山口瞳の亜流みたいになってきたような感じもしますけど。
(2001.12G) |
ホストの世界 -真夜中への招待状-
沢村 拓也(著)
この世界もやっぱりきちんとしたビジネス原則の上に成り立っていて、ホストとして生き残れる人・お客として大切にされる人は他の色んな業種と同じなんだなあということがよくわかります。女がちやほやされるなんていいかも!?とちょっと興味あったけど、夜12時過ぎたら眠くなっちゃうし、お金持ちのノムラサチヨにはとうていなれないし。貧乏でもフジワラノリカはもっと無理だけど(ワラ。ここのBBSにも来てくれる著者のアマゾンのインタビューは こちらです。(2001.12しの) |
美女と野球 リリー・フランキー(著)
首の太い自画像を描くイラストライターで、ユニークな映画批評でも知られる、リリー・フランキーの、最も若い頃(30才前後)の文章が読めるエッセイ集です。今のように売れる前、「コンドームデザイナー」と称してタモリクラブに出演したりしていましたが、その頃の、変に鬱屈せず乾いていて明るく無頼な日々が無邪気に語られ、しみじみと楽しい本です。カバーに幼年時代の写真があって、彼のこの本に対する思い入れが感じられます。(2001.12G)
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「困った人たち」とのつきあい方 ロバート・M. ブラムソン(著)
会ったときに思わず愚痴ってしまったら、その後友だちが厳重包装して職場に送ってくれた本です。色々なタイプの困った人たちが出てきて、その人たちが巻き起こす困った場面とその対処法が書かれています。今こういうことでちょいと弱っている私は、自分が困った人としてここに登場してしまうのではないかとビクビクしながら読みました。こっちの本のほうがよかったかな? でも友達の気持ちはとってもありがたく嬉しかったです。(2001.11しの)
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三大大陸鉄道豪華寝台特急の旅 櫻井 寛(写真・文)
宮脇俊三さんと並ぶ面白うてやがて哀しき鉄道オタクの櫻井寛さんの、オリエント急行エッセイ3部作の2冊目。(1冊目は「オリエント急行の旅」、3冊目は「日本縦断個室寝台特急の旅」。)オーストラリア、南アフリカ、アメリカの豪華列車に乗って各地を巡る紀行エッセイが、豊富な美しい写真付きで楽しめます。宮脇さんもそうですが、鉄道に対する過剰な偏愛。ああ、感動的というかあきれるというか、とにかく面白いです。 (2001.11G) |
ブレンダと呼ばれた少年 ジョン コラピント(著)
医療事故から生後8ヶ月で強制的に性転換、真実を知らない時からジェンダーに悩み、結局遺伝子通りの性
として生きて行く決意をしたブレンダ(現デイビッ
ト)のドキュメンタリーです。
女の子だと言い含められて育てられているのに、どうしても立っておしっこしてしまい、人形遊びにはなじめなかったそうで、高名な心理学者の学説に振り回されて、ジェンダーアイデンティティを確立することだけに半生を費やしてしまったことに深く同情してしまいます。(2001.11しの)
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術語集U 中村 雄二郎(著)
日本を代表する哲学者中村雄二郎さんの「術語集」(1984年)の続編。哲学とは学問に関する学問であると習った記憶がありますが、様々な分野における知の営みをあたかも気まぐれに切り取ってきて、日常的で平易な言葉でかろやかに意味を与えていくさまには眩暈を覚えるようです。たまに短時間浮世をシャットアウトして頭の掃除をしてみたい時に最適です。4年前の古い本ですが、簡単に古びる内容ではないので、今でも十分楽しめます。(2001.11G)
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キャストアウェイ トム・ハンクス(主演)
子供の頃大好きだった「ロビンソンクルーソー」。
裸で投げ出されたロビンソンが、火を起こし畑を作りパンまで作れるようになっていく。
その「だんだんいい感じ」になる様子を、ドキドキわくわくしながら楽しんだものでした。でもこのキャストアウェイのトムハンクスにあるのは、辛いサバイバルと孤独との戦い。もとの社会に戻ってもやっぱり一人ぼっち。社会の中で生きるのも外で生きるのも、おとぎ話の世界とは大違いだっていうことを強烈に突きつけてくれました。 (2001.10しの)
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フットボールの新世紀 今福 龍太(著)
副題が「美と快楽の身体」。文学的サッカーエッセイ。村上龍の「フィジカル・インテンシティ」を上品にした感じ。大学の先生だからか多少学問っぽいところが鼻につきますが、冷たい傲慢な批評ではなく、サッカーへの純粋な愛をつづったエッセイになっています。ひいきの選手やチームを応援したり戦術論に没頭するより、躍動する身体そのものに惹かれて芸術的感興を覚えているようなサッカーファンにはお勧めです。 (2001.10G) |
田園の快楽 それから―ヴィラデスト流スタイルを求めて 玉村 豊男(著) ↓の本の続編で、玉村農園はますます充実して栄え、生活がキラキラきらめいている感じです。農園をスタッフに任せてイタリアのトマト農家を訪ねたり、アジアのクラフト工房に行ったり。農園で仕込んだワインを試飲するところなんて読んでいてドキドキしてしまいます。広ーい家には暖炉、新鮮な野菜で作るレシピの数々。はぁぁぁぁ、いいなあ。私はこんな生活に憧れちゃいます。でもすごく日焼けするんだろうなあ。 (2001.10しの)
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田園の快楽 ―ヴィラデストの12ヵ月 玉村 豊男(著) 玉村豊男さんが奥さんと軽井沢に理想の家を建てて農園を始める物語。種から育てた旬の野菜を料理して食べる(毎日同じ野菜が続くのです)。ワインも自分で育てたぶどうから作っちゃう(さすがに醸造はワイン工場に委託)。冬になると暖炉のそばでゆったり過ごす。何とまあ、「食」の快楽を追求するとこんなことになってしまうのですね。自分では真似できませんが、稀代のエピキュリアンぶり、堪能しました。(2001.10G) |
なぜ、この人たちは金持ちになったのか - 億万長者が教える成功の秘訣
![]() トマス スタンリー(著) 1000人の億万長者に面接調査して、お金持ちがお金持ちたる理由を、量的に分析して解く手法が面白いと思いました。 お金持 ちってどんな生活?と興味本位で読みましたが、「お金持ちは離婚しない」「お金 持ちはローンで家を買わない」「お金持ちはひとつのいい靴を一生履く」とか、ふーん なるほど (でも自分にはできないなー)と思ってしまうことがたくさん出てきま す。(2001.9しの) |
アジアごはん紀行
向山 昌子(著)
![]() コピーライター向山さんのバックパック食べ歩き旅行記。東南アジア各国からトルコ、アフリカで、その地に暮らす人たちと同じ「ふつうのごはん」を安食堂や屋台や旅先で知り合った人の家庭の食卓で食べるのです。一皿一皿が丁寧なイラストで描かれていて、レシピもついています。(料理を絵で描くってけっこう難しいんですよね。)アジアの食べ物と格闘しながら、いつのまにか日本について、自分について考えるエッセイにもなっています。(2001.9G) |
建築探偵 東奔西走
藤森 照信 (著)
![]() 大食漢でもあるらしい建築学の藤森センセーの、建物ウンチク記。 明治時代のやんごとなき方々のお屋敷から銭湯・刑務所まで、 建築家や依頼主、その建物に住んだ人たちの事情などがよくわかります。 なんと私とGが通ったガッコーまで出てくるんです。 講堂の上のほうにトカゲ顔の狼 とハゲワシが絡み合っていたなんてぜんぜん知りませんでした。他にも怪獣のレリー フがわんさか。 我が家が物の怪じみているわけがわかりました。 (2001.8しの) |
アジア怪食紀行
小泉 武夫 (著)
![]() 東京農大の先生にして食の冒険家の小泉武夫さんがアジア各地で珍しいものを食べまくる。ネズミだろうが虫だろうが現地の人が食べるものは何でも食べる。旅行記というものは自分も行きたいなあ、見たいなあ食べたいなあなどと思いながら読みますよね。この本は違います。「旅行の参考になるかしらん」などという甘っちょろい気持ちは消し飛びます。小泉先生の好奇心と根性にはホント圧倒されてしまいます。(2001.8G) |
どこまでもアジアパー伝 鴨志田 穣 (著), 西原 理恵子 (著)
![]() 鳥頭漫画家サイバラのだんなさんの強烈なアジア滞在記。文章とは全然関係ないサイバラのマンガがこれまた強烈な内容で、いったいどこまでが真実でどこからが物語なんだろうと、頭がくらくらしてきます。マンガの中で散々ののしられているだんなさんですが、出会う人物もその日常も、まるですえた匂いがしてきそうに描写していてなかなか秀逸です。自分では絶対に探し出せない世界を垣間見る、禁断のドキドキ感が味わえます。 (2001.8しの) |
世界朝食紀行 西川 治(著)
![]() グルメ写真家西川治さんの「世界の朝ごはん」エッセイ。30年以上にわたって世界中を旅して、市場でバールで自分の家で海辺で川辺で公園で、おいしい朝ごはんを食べ続けます。僕も旅先でその国ならではのものを食べるのが大好きだけど、現地の普通の朝ごはんを味わうのは難しい。だからこの本には、行ったことのある国のことでも新しい発見がたくさんあります。読み進むのがもったいなくて、ゆっくりゆっくり読みました。西川さんのホームページはこちら (2001.8G) |
刑務所の中 花輪 和一(著)
![]() まるで自分が刑務所の中で息を詰めて生活しているような、そんな雰囲気にあっとい う間に呑み込まれてしまうすごいパワーの漫画です。 刑務所の中では、食事のおかずや布団のたたみ方などほんの小さなことが嬉しかったり大問題だったりする様子がしみじみとよく わかり、一緒になって喜んだりがっかりしたりしてしまうのです。 読み終わった後も しばらくぼーっとしてしまい、なかなかシャバの生活に戻ることができませんでし た。(2001.7しの) |
居酒屋旅行記シリーズ 太田 和彦(著)
![]() 居酒屋研究会を主宰する太田和彦さんが、「いい酒いい人いい肴」の三原則に適う理想の居酒屋を求めて日本各地を旅する旅行記シリーズ。二晩探して歩いてやっとこれという店にめぐり合えた・・・!など、単なるお店紹介ではなくドキュメンタリーとして楽しめます。旅すること、食べること、呑むことの好きな僕にはこたえられない本です。行き先も決めずにぶらりと旅に出て、一日に何軒もはしごして歩く・・・。そんな旅行一度でいいからしてみたいです。(2001.7G) |
天才アラーキー 写真ノ方法 荒木 経惟 (著)
![]() 写真術というよりは写真論・芸術論で、読めば私の写真の腕が上がるかなーという下 心はかなえられませんでした。それどころか、どんな写真が取れても「これが私流よ」と開き直った りしてよけい始末が悪くなるかもしれません。被写体に真 摯に向き合えば、という条件付ですが。とにかくアラーキー節は健在で、奥さんが亡 くなった時には、まるで我がことのように衝撃を受けましたが、ひとまずはお元気のよ うでよかったです。(2001.7しの) |
沖縄のうまいもの (太陽編集部,コロナブックス編集部)
![]() 沖縄ならではの個性的な食材や料理、おいしいお店に関する情報が満載。老舗グラビア誌「太陽」ならではのきれいな写真も豊富。沖縄に旅行する人には必携の本です。沖縄はダイビングだけではありません。沖縄に旅行するなら中国料理にも少し似た心と体にやさしい郷土料理を大いに味わうべきです。ホテルのレストランもいいけど、街に出て気取らない居酒屋ふうのお店に行ったほうが幸せになれます。そうそう、泡盛も忘れずに。(2001.7G) |
おいしい関係(1)〜(8) 槙村 さとる(著)![]() 全編おいしい楽しいロマンスもばっちりの、少女が一人前のシェフになって、恋愛も成就させるまでの物語です。 絵と短い文章だけで、おいしい料理を作り、味わう様をここまで表現するなんてさすがです。 思春期の頃夢中で読んだ少女漫画家が 夢や画風は壊さずに思想はしっかり今時の女性のものにして、こんなステキなストーリーを展開してくれるとは。笑ったり泣いたりしているうちに、少女の頃の心をちょっぴり思い出したりもします。(2001.7しの) |
Live!
綾戸智絵 (2枚組みCD)![]() 十代の頃アメリカに渡って結婚・出産・離婚。帰国して給食 のおばさんをやりながら育児。癌に襲われて克服。その後デビューした綾戸さん。ジャズ、ソウル、ゴスペル…いろんな要素が詰まった全曲ピアノ弾き語りのこのライブは圧倒的。SMAP「夜空の向う」のカバーは必聴。こないだ仕事で消耗して誰か の助けがほしいと思って聴いたら、甘えるんじゃないと叱られているようで背筋がしゃ んとしました。そんな音楽です。 (2001.6G) |
インターネット「印税」生活入門 立石 洋一 (著)
![]() 正業を別に持つ著者が、こつこつと書きためた小説をインターネットを使って公開し、販売するまでのビジネス成功物語。 書いている小説のテーマがあっと驚くものであるのも面白いし、インターネットがこんなニッチ小説分野のマーケット開拓を可能にしたのだという著者の主張が数字入りで展開され、とても説得力があります。さて自分ならどんなマーケットを開拓する?と発想が広がる本です。(2001.6しの) |
MARUPI2001 東京最高のレストラン![]() 普段は無署名で仕事をしているプロ7人が名前を出して、東京のレストランについて言いたい放題のレストラン紹介本。 レストランのよしあしは人それぞれということがよくわかるし、自分と嗜好が似ているプロを発見すればその人の薦める店に行けばよい。 知るひとぞ知る有名店のフロア係りがからかわれていたりするとニヤリ。食べ歩きフリークには読むだけでも楽しめる本。 (2001.6G) |
どうして男はそんな言い方 なんで女はあんな話し方 デボラ タネン(著)
![]() だんだんお局OLになってくると、周りの若い子に対してどう振舞えばいいのかわからなくなってしまう時がある。 「そんな時こうしなさい」ということはこの本には一切書かれてないけれど「どうしてそんな風に男は、女は行動してしまうのか」という理由が様々に分析してあって、妙に納得してしまいました。(2001.5しの) |