旅の参考にした本

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しの(文):海辺のホテルが大好き
G(絵):おいしいものが大好き
12345 「香港食い倒れ旅行」で参考にした本 
12345 「シチリアの青い海旅行」で参考にした本
12345 「スペインの芸術の街旅行」で参考にした本
12345 「バリでうっとり旅行」で参考にした本
12345 「温泉+お鮨の小旅行」で参考にした本
旅のお供にこんな本 (+CDやらマンガやら映画やら)
ニューヨーク暮らし雑学ノート―日本を脱出してはみたけれど…
生田 倫哉(著)

アメリカ大好き! アメリカ万歳っ!!て感じの人も多いですが、在アメリカ10年以上の音楽ライター生田さんの視線は違う。淡々と繊細に、ニューヨークに渦巻く辟易しちゃうような人間感情を色々なテーマで書いている。ニューヨーク行きが決まった直後にこの本を読んで「やっぱりねー」とますます私は哀しくなりました。絶版なのが本当に惜しい、秀逸なエッセイ集です。(2002.9しの)
ニューヨークで暮らすということ 堀川 哲(著)
マンハッタンのグリニッジにある、ニュースクール大学の客員研究員だった堀川先生が、ニューヨークに暮らす人々やその生活事情を詳しく語っている。ニューヨークはまさしく移民の街。寄せ集め集団の中でうまくやるには、相当たくましくなんなくっちゃってことがよくわかる。そして、この本を読んで興味を持って、私もニュースクールの授業を取ってみることにしたのだ。エヘヘ。(2002.9しの)
ニューヨーク 亀井 俊介(著)
本当は東大の偉い先生らしいんだけど、ニューヨーク大好きっ!!!って感じで街をテクテク歩き回る様子は微笑ましいとさえ言えちゃいます。未開のジャングルだった頃からのニューヨークの歴史と、ほとんどすべての通りの成り立ちを教えてくれるお役立ち本でもある。ただの番号振った碁盤の目だと思っていたニューヨークの通りも、ひとつひとつが全然違ったものに見えてきます。もちろんショッピングガイドは無いけどね。(2002.9しの)
旅の理不尽―アジア悶絶編 宮田 珠己(著)
独特のトーンの文体に、しばし呆然としてしまう旅行記です。つまらなそーに書いてるのに、読むほうは笑って悶絶。危なかったり、砂漠だったり、高山だったり、けっこうすごいところにひょうひょうと行っちゃうんですよね。ストイックなバックパッカー根性ぷんぷんというんじゃないのがいいです。 それにしても、こんなにあちこち旅行しちゃうのにサラリーマンしてたなんて、どんな会社に勤めてたのかしら。羨ましいぞ。(2002.8しの)
英語プレゼンテーションの基本スキル―グレートプレゼンターへの道 
フィリップ ディーン, ケビン レイノルズ(著)

いくらテープを聞いて単語を覚えても、プレゼンして相手を説得しなくては意味がないですよね。この本は瑣末なことの説明に走りがちな日本人にプレゼンの極意を教えてくれます。イギリス人にはすぐに同意を求めない、中国人には形式を重んじて、エジプト人には詩的な表現を使ってなど、色々あって読むだけで面白いです。実際にプレゼンしたら、鼻血出そうになっちゃうんだろうけどね。 (2002.8G)
英語で学ぶMBAベーシックス―NHKテレビ英語ビジネスワールド
藤井 正嗣, リチャード・シーハン(著)

これもアマゾンでレビューを書いているしのださんに強烈に薦められました。ボクはMBAを目指してるわけじゃないけど、ビジネスの場面で使う会話がたくさん出てくるし、CDも付いているので、とにかく何回も聞いて言い回しを覚えろってね。 会話に出てくる日本のサラリーマンがけっこうお馬鹿なヤツで、情けなくて、ボクもこう思われるのかなーと思うとげんなりします。 (2002.8G)
TOEIC Test「速効!」ボキャビル練習帳  藤井 哲郎 (著)
アマゾンでレビューを書いているしのださんに強烈に薦められた英語学習本です。どのページにもぎっちり単語テストが詰まっていて、進むにつれてごりごり難しくなるのです。見開きの中にヒントや訳や解説が全部載っているので、TOEIC600点レベルから、一気に950点まで行けちゃうそうなんです。「満員電車の中でも、赴任する飛行機の中でもこれをずっと読んでいれば大丈夫!」って言われたんですけど、そう言われてもねー。トホホホホ(2002.7G)
世界音痴 穂村 弘(著)
総務課長歌人ほむほむのエッセイ集です。短歌には縁がないのですが、新聞の連載で偶然知ってとりこになりました。文章から強烈に放たれる情けなさのオーラに、最初は大笑いして、でもしみじみしてしまうのです。ほむほむが「だからボクは結婚できないんだ」と呟くたびに、じゃあ私と結婚できたGは何なんだろうと思ってしまいます。ほむほむの本当の相手は私だったかもしれないのに、人生って何でこうなっちゃうのかしらー。 (2002.7しの)
「連続殺人犯」の心理分析 ジェイソン モス(著)
大学に提出するレポートのために、18歳の男の子が連続殺人鬼と文通して、看守無しで面会までしちゃったという驚きの記録です。
33人も少年を殺した男に、ゲイで悩むふりをして手紙を書いて心を掴み、手紙や電話で性の指導まで受けたというのです。男の子の手紙に、殺人鬼たちがだんだん心を開いていく様子には息を呑みます。どうせ死刑になっちゃう人たちだからって、そんな騙すようなことしていいのかしら? 夢中で読んじゃったけどね。 (2002.6しの)
AMOS,EQS,CALISによるグラフィカル多変量解析 狩野 裕、三浦 麻子(著)
私のBBSにも時々来てくださるあさりんさんの著書です。心酔する師と共著を作るなんてお仕事、さぞかし幸せ気分いっぱいだったでしょうねえ。アマゾンの順位に一喜一憂しながら、売れたねーなんて言い合うのも楽しいですよね。羨ましいです。じゃあ私がレビューを書くわなんて安請け合いしなくてよかった(笑)。ガッコーでも仕事でも使ったはずなのに、私はこの分野が本当に苦手。結果をいいように解釈してレポートにねじ込むのがせいぜいでしたわ。(2002.6しの)
されど我らがユーミン 
ロック少年だったボクはユーミンには無関心だったけど、30過ぎたら切なく心に響くようになった。今の生活にはもうない「センチメ ンタル」を歌で聞くのもいいものだ。 この前出たベストCDはもちろん買った。 この本はユーミンの全キャリアから150曲を選び解説。ユーミンってこういう存在だったのか、こんな曲も あったのかと発見が色々ある。有名無名のライターたちのユーミンに まつわる個人的な思い出には、他人とは思えない親近感を抱けます。 (2002.6G)
世界は「使われなかった人生」であふれてる 沢木 耕太郎 (著)
沢木さんらしい暗いタイトルですが、内容はミニシアター系の映画の紹介&感想です。 前書きの「使われなかった人生」の意味を反芻しながら映画評を読むと、見た映画は思い出してまた楽しめるし、見ていない映画は探し出してでも見たくなります。でもいざビデオ屋さんに行くと、「これ見よう!」と思っていた映画のタイトルがさっぱり思い出せなくて「使われなかった人生」がまた発生してしまい、沢木風のしみじみとした諦めの境地気分に浸れます。(2002.5しの)
二十世紀 橋本治 (著)
12年前「'89」で現代に生きる日本人としてこれくらい感じたり考えたりしなきゃ!と教えてくれた橋本治が、今度は、21世紀に生き延びた日本人として20世紀という時代をこれくらい引き受けなきゃ!と教えてくれます。国家、戦争、革命、思想、宗教、経済、病、犯罪。 1年につき4頁ずつのエッセイでこの100年を振り返りながら、橋本氏ならではの世界観を存分に味わえます。 自分自身の「20世紀」はなんだろうと思わせる本です。(2002.5G)
ホストの素顔―夜は終わらない  沢村 拓也 (著)
私のBBSにも時々来てくださる沢村さんの本の第2弾です。沢村さんは夜の世界のシビアさとそこに棲む人たちの非情さをよく言いますけど、これを読むと濃くて面白くて、ちょっぴりやさしさや暖かさまで感じちゃうんですよね。いつかはお店にお伺いしてみたいものですが、ペニンシュラのスイート1泊分くらいで足りるんでしょうか。どっちかに行っていいよって言われたら、どっちに行きたいかなー、悩むぞ。(言われるわけ無いけど) (2002.5しの)
沖縄にとろける 下川裕治(著)
沖縄→泡盛→ゴーヤチャンプルー。これ位は自然と出てくるけど、バックパッカーの教祖下川さんにかかると、これがインスタントラーメン→ルートビアとつながるのだ。ソーキそばがおいしいのになぜインスタントラーメン?というのも理由があるような、無いような。でも面白くて一気に読んだ。今までは海辺のきれいなリゾートホテル抜け出して居酒屋で泡盛飲むくらいしかしてなかったけど、今度はここに出てくるような「おばあのスナック」に行ってみたいぞ。(2002.4G)
人生張ってます―無頼な女たちと語る 中村 うさぎ (著)
出版社からの前借のカタのやっつけ仕事でしょとあまり期待せずに読み始めたら、どうしてどうしてこれが迫力の内容でした。人生や考え方を語るだけで仰天の人たちを集めてるからなんですけどね。
アマゾンのカスタマーレビューでは「下品な言葉づかいがイヤ」なんて書かれていて、確かにジュニア小説家とは思えない言葉を連発されてますが、読みながらゲラゲラ笑えるし、開き直り気分を味わいたい時にぴったりです。(2002.4しの)
中国料理の迷宮 勝見洋一(著)
著者は文革初期から仕事で中国をたびたび訪れており、その時の豊富な実体験に基づいて、中国の料理と歴史を鮮やかに描き出します。特に面白いのは文革時代を巡る数々のエピソード。文革が始まり紅衛兵たちが有名料理店を好き放題に荒らした話。公営の食堂はどこも水っぽく酸っぱいばかりだった話。実力者たちは秘密の館で豪勢な料理を楽しんでいた話。文革の後料理人たちがもう一度地方料理を勉強しなおした話。などなど。実に高尚な本です。(2002.3G)
ホームページにオフィスを作る 野口 悠紀雄(著)
ホームページの野口式活用法が野口悠紀雄Onlineを例にあれこれ述べられています。ホントーに当たり前のことしか書いていないのですが、野口センセーが語ると改めて発見したような気分になって納得しちゃうのが不思議です。「超整理法」もそうでした。(でも私が「超整理法」を読んでいると言うと、みんなゲラゲラ笑ったんですよね。なんでかな。) 今回はこの本に触発されてリンクのページまで作っちゃいました。センセーの教えは守るいい子です。 (2002.3しの)
「田中康夫が訊く」 田中 康夫(著)
和洋中のレストランで、どう注文すれば、どう振る舞えば最も楽しめるのか。田中康夫が一流店のスタッフに率直に疑問をぶつけます。「紹興酒は料理酒。日本人しか飲まない」「チーズは赤ワインが余った時につまむもの」など、うんちくネタが満載ですので、レストランで得意げに披露して嫌われないように気をつけましょう。マナーについては、他のお客さんにご迷惑をかけない気持ちになればいいとさらりと書いてありますが、これが難しいんですよね。(2002.3G)
死に方のコツ 高柳 和江(著)
タイトルはセンセーショナルですが、現役のお医者様が死は自然なものであり、死の瞬間には全く苦痛は無いものなのだと淡々と説いている本です。 いざとなったらより安らかに楽しんで死に向き合えるよう、延命措置などについて希望や条件は決めておいたほうがいいなあと思えてきます。阪神大震災のときに8時間も生き埋めになっていた人が、この本を読んだ直後だったために全く恐怖を感じずにいたというエピソードなどが語られる続編もあります。 (2002.2しの)
「左腕の誇り」 江夏 豊(著)
江夏は僕にとって特別な存在です。音楽や映画や小説に出会う前の無邪気な子供にとって、若くて痩せていた彼のピッチングは、単なる野球以上の何か崇高なものでした。これまで彼の実像は、スポーツ新聞ジャーナリズムの本当だか嘘だか分からない屑のような情報に邪魔されて、謎のままでした。この自伝を読んで、彼は僕にとってますます特別な存在になりました。久しぶりにタイガースファンの血が燃えました。表紙の写真がまたいいんだよな。(2002.2G)
出逢いが足りない私たち 内田 春菊 (著)
週刊誌の書評で見かけてずっと探してたんで、アマゾンで突然出てきた時には嬉しかったです。ネットする人、しない人。ネットを通じてする人、しない人。「いかにも」の感じの女3人が主人公で、あれこれ話が展開してこの後何巻も続きそうなのですが、1冊で終わってしまうのがちょっと残念でした。春菊さんはここ数年色々あったみたいなので、しょうがないですかね。登場人物の言動に時々「これって私のこと?」っていう鋭さがあるのは相変わらずです。 (2002.2しの)
満漢全席 南條 竹則(著)
↓の 「ベトナムへ行こう」に収録されている南條さんの「フエ、ホーチミン爆食紀行」には驚きました。何なんだ、この教養と博識と行動力と食欲は。まるで開高健が平成の世に舞い降りたよう。執筆者紹介欄に「日本ファンタジーノベル大賞優秀賞の賞金で中国杭州で満漢全席の宴を催す。その事情は著書『満漢全席』に詳しい」とあるので、読みましたとも、すぐに。「その事情」は「東エイの客」なる短編小説に仕立てられています。中華料理好きは必読です。(2002.1G)
「忘れないよ! ヴェトナム」 田口 ランディ (著)
ベトナムの食事はとってもおいしいらしいので、次の旅先候補として色々な紀行文を読むのですが、こんなに賛否両論分かれちゃう国も珍しいですよね。この本でははっきり「ベトナム、好きじゃない」と言っていて、そう感じた理由がいちいち著者独特のもので面白いです。納得しながらも、それならベトナムに行ってみたいなあと思わせます。全然食べ物の話が出てこないのがちょっと残念だけど、旅で何を感じるかは人それぞれですからね。 (2002.1しの)
「ベトナムへ行こう」 勝谷 誠彦(編)
西原理恵子の「鳥頭紀行」と渋谷陽一の「SIGHT」でおなじみ(?)の勝谷誠彦のベトナム本。これまでもいろいろベトナム旅行記を読みましたが、勝谷氏の紀行文ほど私をベトナム旅行に駆り立てたものはありません。ほかにも「満漢全席」で知られる中華料理偏愛小説家南條竹則の「フエ・ホーチミン爆食紀行」や、建築探偵藤森照信の「素晴らしきベトナム建築」など、多彩かつ読み応えのある内容満載です。667円(消費税除く)はお買い得。 (2002.1G)
エンプティー・チェア ジェフリー・ディーヴァー(著)
おすすめの機中本です。特に後半のどんでん返しに次ぐどんでん返しは、出るぞ出るぞとわかっていても、とっても楽しめます。
長さは上下2段組で500ページ弱。とにかく何が伏線になるかわからないので最初からゆっくり読んで所要7時間くらい。ヨーロッパ便にはちょっと足りないけど、バリ便にはぴったりでした。
読後は旅の相方に読ませて「今どの場面? ふーん・・・」と意味ありげに笑うという余興もできて更に楽しめます。 (2002.1しの)
E/MブックスBウディ・アレン
ウディ・アレンの映画を初めて見たのは高校の頃、ロードショーの「マンハッタン」だったか、名画座の「セックスのすべて」だったか。最も好きな映画監督で、ほとんどの作品をビデオで持ってるほどです。「ネイティブスピーカーじゃないと分からないはずだ」とアメリカ人に言われたことがありますが、好きなものは仕方がない。さて、この本は彼の詳細なディスコグラフィー。初心者が入門編として読むもよし、コアなファンがデータを読んで楽しむもよし、です。(2002.1G)

12345  2001年の旅のお供はこちら

 2001年のクリックベスト3
天才アラーキー 写真ノ方法 荒木 経惟 (著)
写真術というよりは写真論・芸術論で、読めば私の写真の腕が上がるかなーという下 心はかなえられませんでした。それどころか、どんな写真が取れても「これが私流よ」と開き直った りしてよけい始末が悪くなるかもしれません。被写体に真 摯に向き合えば、という条件付ですが。とにかくアラーキー節は健在で、奥さんが亡 くなった時には、まるで我がことのように衝撃を受けましたが、ひとまずはお元気のよ うでよかったです。(2001.7しの)
インターネット「印税」生活入門  立石 洋一 (著)
正業を別に持つ著者が、こつこつと書きためた小説をインターネットを使って公開し、販売するまでのビジネス成功物語。
書いている小説のテーマがあっと驚くものであるのも面白いし、インターネットがこんなニッチ小説分野のマーケット開拓を可能にしたのだという著者の主張が数字入りで展開され、とても説得力があります。さて自分ならどんなマーケットを開拓する?と発想が広がる本です。(2001.6しの)
MARUPI2001 東京最高のレストラン

普段は無署名で仕事をしているプロ7人が名前を出して、東京のレストランについて言いたい放題のレストラン紹介本。 レストランのよしあしは人それぞれということがよくわかるし、自分と嗜好が似ているプロを発見すればその人の薦める店に行けばよい。
知るひとぞ知る有名店のフロア係りがからかわれていたりするとニヤリ。食べ歩きフリークには読むだけでも楽しめる本。 (2001.6G)



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