上海食い倒れツアー (洋服で)

最後の日にやっと晴れて見渡せた、上海の街
1日目.ル・メリディアンホテルと、上海料理のディナー
2日目.豫園の小龍包と洋館レストラン老洋坊
3日目.プールや市場や上海雑技団など

3日目.プールや市場や上海雑技団など

ル・メリディアンのプールは、水は冷たかったけど、広くてきれい。インストラクターは英語も上手だし、とってもフレンドリー。そのお姉さんによれば、プールの水温は28度で全長は22メートルだって。


プールの隣にはジャグジーがあって、つけてーと大声で頼むと、泡のスイッチを入れてくれる。どんなにがしがし泳いでも、カラダはわりと冷えてしまうので、このジャグジーはありがたかった。このプール(&ジム)に毎日通った。

ホテルはどこにでも歩いていける便利な場所にあるので、真冬でちょっと寒かったけど、歩行者天国の大通り沿いに、テクテクとお散歩。


感動するのは、あちこちにある食品市場。中国人でぎっしり。お財布はデイパックに入れて、その上からコートを着て、デジカメはしっかりと握り締めて押し合いへし合いの店内に入る。



NBAの姚明選手は、上海生まれなんだね。実物大(228cm)と思われる人形を、みんな嬉しそうに見ていました。

さていよいよ、上海に行ったことがあるすべての人に勧められた、上海雑技団のショーを見に行く。上海に雑技団の劇場はいくつかあって、内容はどれも似たようなものらしいけれど、年末で他が全部休みでここしかやっていないという理由で、白玉蘭劇院へ。

劇場は思ったより小さくて、どの席からでも見やすそう。駐在員Y氏が一番前の真ん中の席を取ってくれたけど、あまりに良い席過ぎて見上げる感じで、雑技をしている足元が見えないくらい。

命綱もつけずに宙吊りで舞台の上を飛び回ったり、何人もがいっせいに皿回しながら人間ピラミッドを作ったり、皿を回している人がその間をくぐったりするので、人やお皿が飛んでくるんじゃないかと怖かったよ。

いっちばん面白かったのは、高い一輪車に乗って、それで高い台に乗って、片足をぴんとあげて、一本の足で一輪車をゆらりゆらりとこぎながらバランスを取って、あげた方の足の先に載せたドンブリをえいやっと蹴り上げて頭に載せていったお姉さんの芸かな。

載せるドンブリは、まず1枚。そのドンブリを頭に載せたまま、次は2枚いっぺんに、次は3枚いっぺんに(頭のドンブリ計6枚)、そして4枚(頭の上にドンブリ計10枚)。そして、その中にコップを蹴り入れる。

それからスプーンを足先に載せて、えいやっと蹴り上げて、頭にドンブリ10枚、その上にコップ、そこにスプーンを立てるんだけど、そりゃあハラハラしながら手に汗握って、たぶん口ぽかんと開けながら見てたんだろうけど、でもお姉さんがその芸を始めた時から浮かんだ疑問は消えない。なぜ、ドンブリ? 貴女はなぜドンブリを頭に載せるの?


お昼は、陸家嘴駅そばの巨大なショッピングモール正大広場5階の、上海料理「廊亦舫」に行く。前日の予約の時に頼んでおいたので、黄浦江と外灘の租界時代のビル群を眺める窓際のテーブルに案内してくれる。(この辺は旅行=レストラン選び命のGは抜かりないのですね)


食べたのは、「牛骨付き肉黒胡椒焼き」「魚のすり身のハンバーグ?を焼いたナスの上に乗せたもの」「百合根・アスパラガス・銀杏の炒め」「焼きそば(細麺)」。
牛肉料理は、濃くて深い味のソースが何とも言えず美味で、肉も火入れの加減がちょうど良く、結構量があったけど、ペロっと食べてしまった。ビジネスランチの人たちが多かったみたいだけど、私たちはお昼から紹興酒10年物でこのランチと景色を堪能した。

夜は人民広場そば、JWマリオットが入るビルの2階、「唐朝」でディナー。広東料理中心だけど、上海料理も四川料理もある。メニューは4ヶ国語(中英日韓)で表記されている。かなり外国人を意識したお店という印象。

「鴨の醤油煮」「イカ、蟹肉、小あわび、いんげん、銀杏、カシューナッツのピリ辛炒め」「長芋人参百合根の炒め」「焼きそば(平麺)」。
老洋房や廊亦舫の感動に比べると今ひとつで、やっぱり上海では徹底して上海料理を食べるべきだったかな。

聞けば、上海で広東料理を食べると言うのは、一種のステータスの誇示だそうで。上海のバブリーなお金持ちや、台湾から来た投資家たちが、広東料理レストランに集うんだそうです。確かに、このお店のお客は、若目だけど太ったITオタクっぽい男の人と、おしゃれでかわいい女の子の組み合わせが多かったよ。

⇒おしまい
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