やけっぱちベネチア旅行
アメリカ滞在最後の旅行先としてまたイタリアを選んでしまった私の
駆け足ベネチア旅行の記録です。
3年間のアメリカ滞在が終わることが決まって、どこかに旅行に行こうという話になったとき、やっぱり私たちが選んだのは、アメリカ国内じゃなくてイタリア。
ごめんよ、アメリカ。たくさんある(らしい)国立公園に、1回も行かなくって。自動車の運転ができない、日焼けキライ、何より食べ物がまずそうなところには行きたくない…。そんな偏見に凝り固まっている私たちのことは、肩をすくめて首を振りながらあきらめてくださいな。

しかし、イタリアに行くと決めたのはいいけれど、今回の旅行は予約も日程の確保も大変だった。急だったのでホテルはどこもいっぱい。ユーロはドルに対してめちゃ高くなっているので、旅費がとても割高だ。しかも、イタリアは日曜日月曜日は殆どレストランやショップはお休みだということを忘れて、週末便に乗って土曜日について火曜日に帰ってこようなんていうおバカな日程を組んでしまった。
こんなことで、旅行を楽しめるのかしら? 不安をちょびっと抱きつつ、でも旅行は旅行。行っちゃえば何が起こってもそれが思い出になるハズ。というわけで、機中1泊ホテル3泊、滞在は1都市ベネチアのみの、やけっぱち旅行が始まった。

1.元精神病院のホテルに到着
2.ヴェネチアは水浸しのタイムズスクエアだった。 
3.ヴェネチアのレストランオーナーのニューヨークレストラン指南
4.Gのヴェネチア食い散らかし
5.さようならヴェネチア…というわけで、星をかっこむ。


旅の参考にした本
「ヴェネチアの宿」須賀敦子(著)
須賀敦子さんは60才を過ぎてから数年間のうちに『ミラノ霧の風景』『コルシア書店の仲間たち』『ヴェネツィアの宿』『トリエステの坂道』『ユルスナールの靴』と、続けさまに5冊のエッセイを残した。20年にわたるヨーロッパ生活を通じてヨーロッパ文化の本質を深く理解し、正確で潤いのある美しい日本語で語る作家。圧倒的な知性と教養と道徳心を持った超一流の文化人。この『ヴェネツィアの宿』では両親の思い出などが綴られる。オリエント・エキスプレスで旅した規格破りの父親の印象が読後も色濃く残る。(G)

「ルネサンスとは何だったのか」塩野七生(著)
僕は極めて中途半端な美術ファンであって、印象派以降の近・現代絵画を多少知ってるだけで、ヨーロッパ人が人間的な文化活動を始めたルネサンス期の絵画をちっとも知らない。何度もイタリアを旅するうちに、ルネサンス文化に関する教養があれば何倍も楽しめるのに、という思いが強くなった。現代の日本人がルネサンスについて学ぶなら塩野七生さんをおいて他にない。中でもこの本は、フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアのルネサンス三大都市を順に辿りながら様々な人やエピソードを紹介し、ルネサンスについて効率的に理解させてくれる入門書になっている。(G)

「ミシュランレッドガイド」イタリア
ミシュランで紹介されているホテルやレストランは、(ちょっと高いけど)とにかくハズレが無いので頼ってしまう。ミシュランの調査員は、ホントウに毎年毎年こんなレストランまで来るの?と聞きたくなるよう小さな町でも、いいレストランがあればちゃんと評価が載っている。その人件費と経費を考えても、得した気分になれるお役立ち本だと思う。

written by 篠田なぎさ(⇒ プロフィール



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