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手軽お気軽コスタクルーズ
2018年は1月とゴールデンウイークと2回もコスタ・ネオロマンチカに乗ってしまった。
いつでも空いててすぐ取れるし、うまく探せばとっても安い。食事やサービスが、乗るたびにちょっとずつよくなるのも好印象だ。
10万トンを超す大型船の設備やイベントは望めないけれど、この船にはそれなりの楽しみ方があると思う。
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いつでも空いててすぐ乗れる
最近は日本発着クルーズも直前になるとずいぶんお値段が下がるようになってきた。けれど、コスタの日本発着は最初からお安い。 しかも「内側だけ値下げ」なんていうのが多い中、コスタ・ネオロマンチカはバルコニーもスイートも安いのだ。
ゴールデンウィークでもバルコニーがドリンクパッケージ付きでひとり1389ドルだったり、1月は4人集まれば、ひとり1000ドルで広さ50平米でジャグジー付きのグランドスイートに泊まれたり。
バルコニーにひとり100-200ドル足せば、部屋の広さが倍でジャグジー付きのスタンダードスイートが取れるのだ。大きな船の小さなお部屋も楽しいけれど、たまには小さな船の大きなお部屋でゼイタク気分に浸るのもいいんじゃないのー?
リスクはノロい、揺れる、変わる
コスタ・ネオロマンチカは5万7千トンで1993年就航。私が乗った中では飛鳥IIに次いで小さくて古い船だ。しかも6年前に船の頭に3階分の増設をして、バルコニーとスイートのキャビンをつけ足している。
だから船は頭でっかちで、進むときにはなんだか前のめり。上層階の前方の部屋ほどよく揺れるのだ。
ただし、揺れたといっても「酔っぱらい歩き」になってしまう程度。他の船に乗った人の話で聴いた、「廊下で転んじゃった」とか「目の前でグラスがずずーと動いた」なんてところまではいかなかった。のちのち自慢できるほどの揺れじゃなかったのが、ちょっぴり悔しかった。
船の速度も遅くて、そのぶん寄港地での滞在時間が、太平洋クルーズの場合一か所5時間程度と短い。行列を避けてゆっくり船を降りて街に出たら、ご飯を食べるくらいでもう帰る時間になってしまう。
そして、コスタ・ネオロマンチカといえば抜港と時間変更が名物だ。悪天候が予想されるからと、私が乗った1月とゴールデンウイークは両方とも宮古島が抜港になった。
1月はさらに東京での出港時間が2時間遅れた。名古屋での滞在はたった3時間になって、下船から帰船まで実質1時間くらいしかない。楽しみにしていた徳川美術館には行けず、船の周りをお散歩するくらいしかできなかった。
クルーはがんばってました
あーあ、な気分になりがちな抜港や時間変更だけど、救いはなかなか高水準のダンサーとシンガーたちだ。ショーを行うラウンジは天井が低くて照明も不十分だし、バンド無しのカラオケでのパフォーマンスだったけど、歌もダンスもとっても良かった。
ドリンクパッケージ付きプランが始まったゴールデンウイークのクルーズでは、バーのスタッフは大忙し。次から次へと注文が入るので、息つく暇もなくカクテルを作ったりコーヒーを抽出したり、オレンジやニンジンを絞ったりしている。
注文をしたくてもメニューを見ながら、どれにしよう?なんて悩んでいたらすぐ次に行ってしまう。でも頃合いを見てちゃんと戻ってきてくれる。 聞けばバースタッフは20年以上勤めているベテランが多いんだそうだ。その仕事ぶりは、見ていて気持ちよかった。
ウェイターや部屋係はみんな日本語をよく勉強していて、英語で話しかけてもちゃんと日本語で返事が返ってくる。部屋係はシノー、オハヨゴザマス、と名前を覚えて呼びかけてくれる。レストランのスタッフは、メインディッシュに付け合わせの野菜を山盛りにして持ってきてくれる。そういうちょっとしたことが心地よかった。
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