3．ぬか喜び…レストランオーナーのお勧めレストラン

あるレストランでんまいんまいと食事してたら、オーナーがテーブルに近寄ってきて、「どこから来たの？」と聞く。

「ジャポネーゼだけど今はニューヨークに住んでいて、アメリカのご飯はまずいから、イタリアにおいしいものを食べに来たの」とお決まりのせりふを言ったら、アメリカには休暇で行くから知ってるけど、ホントに食べ物はまずいよねー。自分達はアメリカにいるときはパンしか食べないよ。と笑う。

「特に子供たちがアメリカの食事を嫌がってねー」だって。かわいそう、というか何というゼイタクなイタリアの子供たちなのかしら。私たちなんて、まずいと言いながらアメリカでもあっちこっちのレストランに食事に行ってるのに。

レストランオーナーが教えてくれたニューヨークのお店は

そのお父さんが、「ニューヨークのいいイタリア料理店を知っているから行ってみたら」とアッパーウエストのレストランの住所を教えてくれた時には一瞬驚き喜んだ。本場イタリアのレストランオーナーのお勧めなら期待できる！と思ったからだ。

「そこはパスタはアルデンテなんだよね？」と聞いたら、「うーん、そうとも言えないな」との答え。「じゃあ、ソースがおいしいのかしら」と聞けば「まあ、アメリカンタイプだね」と言う。

じゃあ何で推薦するのかなと思ったら、そのアッパーウエストの店のオーナーがヴェネチアに遊びに来た時にこの店にやって来て、友達になって以来お互い行き来しているとのこと。

ディノ（オーナー）とイザベラ（奥さん）に聞いてきたと言えば、絶対良くしてくれるから！と力強く教えてくれた。（トホホ…）

ヴェネチアはニューヨークと並ぶような観光都市なので、レストランの味は大して期待していたわけではない。実際、レストランはすごくたくさんあるけれど、ミシュランの星付きレストランはほんのひとつしかない。

そんな中からＧが、ミシュランとガイドブックを首っ引きで選んだレストランと評は次のページに。

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