クルーズ大好き!
トップへ
クルーズ客船
ランキング
寄港地グルメ
情報
旅行に役立つ
ものリスト
次の連休の
クルーズ
今までの
旅行記
やけっぱちベネチア旅行記1

悩みに悩んで選んだベネチアのレストランは当たり!だった


旅行の準備篇 >  1. 元精神病院のホテルに到着 >  2. ヴェネチアは水浸しのタイムズスクエアだった 
> 3. ヴェネチアで勧められたニューヨークのレストラン > 4. Gのヴェネチア食い散らかし  
> 5. 最後の食事でやっと星のレストラン 

4.Gのヴェネチア食い散らかし


1日目夜
ラ・カラベッラ La Caravella

Hotel Saturnia e international, calle larga 22 Marzo 2397, San Marco
041-520-8901

ベニスにやって来た。イタリアは4度目だがローマより北は初めてだ。アムステルダムで乗り換えてベニス空港へ。水上タクシーでベニス到着。このユニークな街は映画では何度も見ているが、本物はさすがにすごい。バルセロナは街全体を美術館のように感じたが、ベニスは博物館のようだ。

さて初日のディナーはサン・マルコ広場近くのラ・カラベッラ。ホテルの1階と中庭がダイニングになっていて、この季節は中庭しか使っていない。

「魚のスープ」、「鰯のソアール」(ソアールというのはこの地の郷土料理で南蛮漬けのようなもの)、「蜘蛛蟹とトマトのエンジェルヘア」、「アヒルのスパゲティ」、「スタフド・スクィッド」(イカの頭に肝臓やらゲソやらを詰め込んで煮込んだ料理)。料理が美味し過ぎてソアーベ・クラシコ2003年を空けてしまいどうしようか迷っていると、極上の赤があるという口車に乗ってサン・レオナルド99年のハーフまで飲んでしまった。初日から大満足のスタートだ。

2日目昼
フィアチェッテリア トスカーナ Fiaschetteria Toscana

San Giovanni Grisostomo 5719, Cannaregio
041-528-5281

ランチにはカジュアルな店を選んだつもりだったが、テーブルクロスありでウェイターは黒服という、それなりにちゃんとしたリストランテだった。トスカーナという店名は料理には全然関係なく、メニューには魚のグリル料理がずらっと並んでいた。

プロセッコはベネト州のスパークリングワインなので、安いのから高いのまで何種類もある。これを昼からボトルでいただく。ご当地料理「バカラ(干鱈)とポレンタ(トウモロコシ)」、地元で人気抜群だという「サン・ダニエルのプロシュート」、それに定番「ボンゴレのスパゲティ」と「小魚のフリット」。ここではベニスならではの料理、バカラとポレンタの旨さに感動し、この後何度も食べることになった。




2日目夜
カフェ・クァドリ Caffe Quadri

Piazza San Marco 120
041-522-2105

ディナーはサンマルコ広場名物のカフェの2階にある老舗のリストランテ。ミシュランの評価は高いのに、とても空いている。おかげで窓際のテーブルに座って、宵っ張りのサンマルコ広場の賑わいを楽しみながら食事ができた。

食前酒に飲んだロッセリーニという、プロセッコに苺を添えたものを楽しんだ。ワインはラ・グローラという地元ベネト州の赤にした。料理は、もうおなじみ「バカラとポレンタ」、「舌平目のソアール」、「アスパラガスのリゾット、イカの墨煮添え」、「シーバスと蒸した野菜」。お腹いっぱいだったが食後にレモンムースまで食べた。ちょっと値段が高すぎるように思うが、場所が場所だけに仕方ないかな。

3日目昼
オステリア・オリバ・ネラ Osteria Oliva Nera

Castello, 3417/18
041-522-2170

ホテルのコンシュエルジュにトラディショナル・ベネチアン・キュイジーヌが食べたいとリクエストすると、「サービスはテリブルだけどフードはエクセレントな店があるけど行ってみるか?」と紹介されたのが、オステリア・オリバ・ネラ。ウェイターが1人でどうやらこの人がオーナー(混むときは奥さんも店を手伝うらしい)、テーブルクロスもなくテーブル数も少ない小規模店。メニューの種類は少ないが前菜から主菜まで手の混んだ料理が並んでいる。

前菜2品は「ズッキーニの花のフライ」と「ベイビーソールのえんどう豆ソース」。パスタは「イカ墨を練りこんだタリアテッレの手長海老ソース」。メインは「ジョンドーリのズッキーニソース、リークのフライ添え」。ワインはMille Uveという地元ベネト州の白。Soaveに似た、ほどよくコクがありすっきりした味で、初日夜と同様、この繊細な料理にぴったり。

で、驚くべきことにこの店のシェフは日本人だという。喜んで厨房へ行って挨拶。名前はタマイさん。大阪からベニスに来て5年だそうだ。日本に戻ってお店を出したら連絡をくれるようにお願いした。おみやげにオリーブオイルをいただいた。




3日目夜
ラ・コロンバ La Colomba

Piscina di Frezzeria 1665, San Marco
041-522-1175

この日のディナーはラ・コロンバ。昨夜のレストランと違ってほぼ満員の盛況。広い庭をダイニングにしていて、まことに気持ちよい。サービスも文句なし。そしてもちろん料理が素晴らしかった。

プロセッコの後は、これまた地元のアマロネ・クラシコ(Amarone Classico Nicolis 2000)。そして食べたのは、「えんどう豆のスープ」「茹でたアスパラガス」「リゾット・ネロ(イカ墨のリゾット)」「アンコウと蒸したジャガイモ」。ここでは何と言ってもイカ墨のリゾットが嬉しかった。マヨルカで食べたイカ墨のパエリア、イスキアで食べたイカ墨のスパゲティに引き続いて、イカ墨料理好きの僕には忘れられない1品となった。

あんまり美味しいのでもう1品食べたくなり、メニューも見ずにこういうものを作ってくれと頼んで出てきたのは「手長エビとイカと小イカのフリット」であった(子イカは昨夏イスキアで食べて以来だ)。その上でデザートも少々いただいた。120%食べて飲んで、至福の夜だった。

>>5. 最後の食事でやっと星のレストラン

このサイトの作者: しの

翻訳系フリーランサー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、次でもう9回目になります。

詳細はこちら

クルーズ記事カテゴリ

クルーズ大好き!
トップへ
クルーズ客船
ランキング
寄港地グルメ
情報
旅行に役立つ
ものリスト
次の連休の
クルーズ
今までの
旅行記


written by しの(⇒ プロフィール

All Rights Reserved, c 2002-, Cruise Daisuki