>1日目 東京を出発 >2日目 終日航海(フォーマルナイト) >3日目 済州島
>4日目 釜山 >5日目 終日航海(フォーマルナイト) >6日目 名古屋
>7日目 東京に戻る
帰りは急行のムグンファ号に乗って、行きとは違うルートで帰る。リエはKTXよりこの電車に乗るのを楽しみにしていた。なんせ、東京から京都や大阪に行くのでも青春18きっぷでローカル線を乗り継いで行くってんだからなあ。まるで他人事として話を聞いてはいたけれども、ついに私もそれを経験するのか。
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列車が遅れているとの表示にドッキリ
東大邱駅のホームの表示を見上げて、リエが「あら、7分遅れね」とつぶやく。予定では釜山駅に着くのは2時40分で、3時半が帰船時間だ。釜山駅からクルーズターミナルまでの移動を考えるとけっこうギリギリなのだ。
でももう東大邱まで来てしまったのだから、じたばたしても仕方がない。精一杯ムグンファ号を楽しむことにする。ちなみにムグンファは花の名前だ。日本で言えば「サクラ号」って感じかな。散らないでほしいなあ。
2列+2列で通路が広ーい、ゆったりした車内と窓から見た風景。
食堂車にリエ大喜び。しかし列車の遅れは…
この列車には、韓国の新幹線KTXには無かった食堂車が付いていた。個室になっているコーナーもあって、中にはマッサージ椅子やゲーム機器が置いてあった。上右側の写真は個室の中を覗き込むリエ。どの部屋も使っている人はいなかった。
ビールを買って写真に撮ったり、自分たちの写真を撮ってはしゃいだりしていたけれど、少しずつ広がる遅れに私は内心焦り始める。もし遅れが30分以上になっちゃったら? 途中で列車が止まって動かなくなったら?
タクシーで何とか間に合った!
結局列車は10分ちょっと遅れて釜山駅に到着した。リエはまだ乗り放題の地下鉄の切符を使いたそうだったけど、タクシーなんて超もったいないと思ってしまう私たちだけど、緊急なので釜山駅からタクシーでクルーズターミナルに戻ることにする。
クルーズターミナルの韓国語風の発音(クルーズテミナルに近い気がする)を、タクシーの運転手さんに言ったら即座に「日本人ですか?」と日本語で返されたので、面食らったよ。
その運転手トミさんは、大阪生まれで10代半ばまで住んでいたそうで、今はクルーズ船が日本から来ると日本人を大勢載せてグルメツアーなんてしているんだそうだ。
なんだ、朝会っていればいろいろ連れてってあげたのに。今日はどこに行ってきたの?という質問に、「トンテグー(東大邱)」と答える私たち。すごいねー、そんな所まで?とオオウケだったよ。
トミさんの携帯は+82-10-3098-9001
釜山駅からクルーズターミナルの途中はものすごい渋滞で、間に合うかとやきもきしたけれど、到着はぎりぎり3時20分だった。クルーズしながら鉄道旅行までするのはなかなか大変だったナ。