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2016年6月 オベージョン・オブ・ザ・シーズ: シンガポール発着3泊4日で新造船に乗りに

シンガポール発着-航空券とホテルの手配さーていよいよ乗船だっオベーション・オブ・ザ・シーズという船おまけ:寄港地ポート・ケランでのすごしかた

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オベージョン・オブ・ザ・シーズという船

2016年現在、世界の海や川には448隻のクルーズ船が浮かび、9隻のオーシャンクルーズ船が建設中だそうです。(参考:CLIA) そんな中でもできたてのホヤホヤで、ドイツの造船所から母港天津に配船される途中の、移送中の船に乗るのだ。それだけで嬉しいじゃないの。

部屋係のインド人アベルは、この船がドイツの乗船所に居た頃から、もう3か月連続で乗船していると得意そうに話してくれた。そして天津配船になったら、日本にもたびたびやってくるのだ。新型船で色々なところに行けて、うらやましいよ!

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見て回るだけでへとへとになる、盛りだくさんの船内設備
  • 全景模型
  • 親子パンダ

同型船のクァンタムにすでに乗船済みのやすこさんをガイドに、初クルーズの3人プラス私たち合計6人でぞろぞろと船内ツアーをする。

中国配船のシンボルの親子パンダが向かい合うデッキの先には、スカイダイビング体験ができるアイフライとサーフィンができるコーナーがある。船の前方は階段状になったプールが連なるソラリウムになっていて、大人の雰囲気でいい感じ。

  • ソラリウム
  • 長い廊下
  • バンパーカー
  • Iパッド

シースルーのエレベーターは船の中が一望できるし、船内の壁や天井にはモダンアートの作品がいっぱい。そんなこんなを、上から下まで、右舷も左舷も、くまなく見て歩いたらもうへとへとになってしまった。

  • デッキ
  • サーフィン
  • プール3642
  • ジム

ボイジャーで度肝を抜かれたアイススケートリンクや、わたし好みのインドアジャグジーは無かったけれど、ジムは広大でピカピカにきれいで、いつも空いていた。

プールもそこそこ大きかったけど、いつ行っても家族連れで満杯だった。子どもたちをかき分けかき分け泳いでいても、上からジャンプした子どもが降ってくるような感じだったよ。

  • ロボット
  • Two70

評判のロボットバーは、意外と小さかった。私たちが見に行った時はロボット君はご機嫌斜めで、お金払うヨと言っているのにカクテルを作ってくれなかった。

  • 3714ショー
  • Two70ショー

スクリーンと人間がシンクロして踊るTwo70も、ダンサーがずらりと揃うシアターのレビューショーも迫力はあったけど、ストーリーや心情に訴えるものが無くて、なんだか飽きてしまった。もっと長い日程のクルーズに乗れば、ショーもいろいろ、好みのものも出てくるのかな。

予約はうまく取れているかな……? ドキドキのディナー
  • メニュー
  • 2日目の前菜
  • 3日目のクラブケーキ
  • デザート

オベーションのディナーは、オンラインで事前予約をする「ダイナミックダイニング」システムだ。何時に誰とどこのレストランで食事をするのか、あらかじめ決めて、乗船前からテーブルを押さえることができる。

このシステムがものすごく評判が悪くて、私もなかなか苦労した。4人とか6人とかの大人数だと、まずまともな時間には予約が取れない。仕方がないからふたりずつ予約を分けて入れて、その後ショーの時間とバッティングすることがわかって、一度入れた予約をキャンセルしてまた取り直したり……。

しかも時間を決めたら一度「確定」して、予約メールをもらわないといけない。これがわからずに翌日見たら予約が消えていて、もう一度やり直し。何度も試行錯誤して、たった3晩のクルーズのディナーとショーを決めるのにとっても時間がかかった。

当日は予約時間に合わせて、みんなでレストランの前に集合。ふたりずつの予約だけど、一緒のテーブルにしてと交渉して、やっとみんなでひとつのテーブルに座ることができた。やれやれ。

行ったのは無料のメインレストランの「シック」と「グランデ」と「アメリカン・アイコングリル」。どこもまあまあおいしかったけど、違いがよく分からなかった。たぶん、出てくる料理は一緒なんだと思う。

あこがれのジェイミー・オリバーに船上で出会う
  • ジュニアスパスイート
  • パスタ

有料レストランのジェイミーズイタリアンは、終日航海日のランチに行った。予約なしで行っても通してくれた。隅の方の席だったけれどネ。

ランチの席料はひとり33.6ドルで、メニューは選び放題。朝から打っているフレッシュパスタが売り物なだそうだ。他のクルーズ船の有料レストランと同じく、種類も量も多くて、舌よりも目で楽しんだ。

このレストランを監修しているジェイミー・オリバーは、彼がまだネイキッドシェフと呼ばれている頃に、レシピ本を読んだりテレビ番組を見たりするくらい好きだったのだ。出世した彼にロイヤルカリビアンの船上で出会えるなんてと嬉しかったよ。

もちろん本人はいなかったけど、サービスしてくれたフィリピーナによれば、お店のスタッフはみんな厳しいトレーニングを受けて、味とサービスの再現はバッチリなんだそうだ。

さすがと思った最新設備はVOOMインターネット

RCIWEBより

この船の設備で一番感動したのは、インターネットの速さだ。24時間船内のどこでもつながって、サクサク動く。スカイプやラインのテレビ電話も問題なし。

しかも今回はエメラルド会員に申し込んでもらったので10%の割引がきいて、台数が多くなるほど1台あたりが割安になるので4人集めて、4日間使い放題でひとり26ドルですんだのだ。

この前乗ったセレブリティ・ソルスティスで、100ドルも払っても250分しかつかず、しかも遅くて遅くてあっという間に無くなったのとは大違いだった。どうして他の船会社はこうじゃないのかしら。

インターネットを地上と変わらない速さと値段にすれば、お客さんが船上から船の宣伝をどんどん発信してくれるから、船会社にもすごいメリットなのにね。お客側としてはインターネット代を払うんじゃなくて、ソーシャルメディアでの広告宣伝代をもらいたいくらいだよね。

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このサイトの作者:しの

翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて

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