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GWチャータークルーズ「高級小型グルメ船ポナン・ロストラル」フォーマルナイトの真相
今回の阪急交通社のチャータークルーズの募集パンフレットには、ドレスコードは「全日スマート・カジュアル」と書いてあった。それが送られてきた「出発前のしおり」には、2日目と最終日が船長主催のパーティーなので、「ドレスアップされることをおすすめ」するとある。
さて、ドレスアップとはどれくらいのものを言うんだろうか。ほとんど日本人ばかりのはずの、しかも小型グルメ船に集う人たちがする「ドレスアップ」ってどんなだろう。
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今までの経験 海外クルーズvs日本周遊クルーズ
クルーズする時は、いつもあまり悩まずに、着たい着物を着ている。派手になってきた着物を着るいいチャンスだとも思っている。外国発着のクルーズで着物を着れば、褒められこそすれおかしいと言われたことないし。
思い出すのは最初のクルーズだ。まだ着付けを知らなかったので洋装で乗った。クルーズ船のフォーマルというものもよくわかってなかった。なのでフォーマルナイトのディナーのテーブルメイトの、アメリカ人奥様たちの視線が、それは痛かったです。あんな思いするなら、着物のほうがずっとずっと楽!
ところが、今まで3回乗った日本発着クルーズではちょっと勝手が違った。同船の日本人から着物を褒められるより、着付けをチェックされるほうが多いのだ。タレが上がってるとか、衿をもっと抜いたほうがいいとか、その着付けは何流なの?とかね。
話題のきっかけを作りたいんだろうなと私は解釈している。外国人は開口一番すてきね!とかウソでも言って、それがいい会話のきっかけになるけれど、日本人はなんか物申すみたいになっちゃう。愛すべき国民性だと思うようにしている。
でもネ、クルーズだからと舟の模様の帯や流水紋の着物にしてるのに、それに気づいてもらったことはあんまりない。垂れ見てるなら小舟の模様の帯だって見てくれてるはずなのになあ。もっと褒めようよ、日本人。(>>こちら)
ポナン・ロストラルのパーティーでは
パーティーといっても、入り口でシャンパンが配られるシアターに皆が集まって、クルーズディレクターの司会で船長がディレクターやスタッフを紹介するもの。みんなで社交をするわけではない。
ディレクターの人たちは、若手のエグゼクティブシェフ、アントワーヌから渋い髭の船医の先生まで、長身のハンサムぞろい。ずらりとステージに並んだところは圧巻だった。
船長は1万トンくらいの船なら引っ張って歩けそうな、がっちりして力持ちそうな人だった。その分首が無くて、パーティーの時は蝶ネクタイが首に食い込んじゃって、似合ってなかったよ。関西弁率が高かった今回のクルーズで、かっこうの笑いのネタになっていたのは言うまでもない。
乗客のドレスアップ度は
さて、「ドレスアップされることをおすすめ」された乗客のみなさんは、上質だけど派手じゃない、という感じだった。着物組は乗客240人中5人くらいかな。日本発着で乗ったボイジャーやプリンセスのクルーズに比べて、少なかった。
最後の夜のフェアウェルパーティーの15分前には、プールサイドに皆で集合して全体写真を撮影。なんとなく雰囲気がわかるかな?
ちなみに船のカメラマン(今回は女性だった)が撮ってくれた写真は、紙焼きでもデータでも購入できる。写真は船長と一緒のとか、ダンスフロアで撮ってもらったのとか、4枚データで購入して21ユーロだった。
このクルーズでは着ていないけれど、着物は極めつくしたのよ、という余裕の人たちは多かった。そういう人たちと楽しくお話して、ええ感じに着とるやないの、と大いに励まされたりして。
いいキモノばっかりたんすに6竿も持っているという奥様とは、もう少しでひと竿くらい分けていただけそうな雰囲気になったんだけど 「東京かあ、ちいと遠いなあ」ということでその話は終わってしまった。ざんねん。
写真は最初のパーティーで〆た、山と波の抽象模様の染め帯。風景に合っているでしょう? でもこの帯よりよっぽどウケたのは、袖丈の合わない羽織を着るのに、着物の袖を端折って着物クリップで留めてたことかな。
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