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GWチャータークルーズ「高級小型グルメ船ポナン・ロストラル」1日目-出港地舞鶴でシェフに念押し

2015年4月と5月、ポナン・ロストラルは、大阪と舞鶴を発着地に日本を7回もクルーズする。9日間かけて、屋久島や宮島、長崎や鹿児島にも行くなど、寄港地もとっても魅力的だ。

ゴールデンウィークに重なる期間だけは、阪急交通社のチャータークルーズとなり、コースも6日間と短い。西日本にあまり行ったことが無い私は、9日間コースに乗りたかったけどね。仕事を休もうとしないGのため、しぶしぶ6日間コースに申し込んだ。

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いつだって、一秒でも早く船に乗りたい!

 港への集合時間が午後4時になっていたけれども、昼頃行けば船に乗れるだろうと勝手に考えていた。だってこの日の予定ではロストラルは港に朝に着いているし、10時には前のお客さんもすっかり下船しているはずなんだから。 グルメの賞を取った船での、記念すべき初ご飯をランチにするか、ディナーにするか、それは船に乗ってから決めようなんて思って、きっちり1か月前から、昼頃到着する列車の切符を確保していた。

 早起きして着物を着こみ、旅行にぴったりと思って買った銘仙風の羽織を重ねる。ゴールデンウィークはもう羽織にはちょっと暑かったけど、ポップな柄が旅行気分を盛り上げる。羽織は船内でカーディガン代わりに着ることもできて便利だった。

 新幹線で東京から京都に行き、舞鶴線に乗り換え、港に一番近い西舞鶴駅で下車する。駅のインフォで教えてもらった道の駅と埠頭を回るバスに乗り、午後1時前には船の前に着いた。でもそこに居たのは舞鶴市役所の人だけだった。乗船時間は事前のおしらせに書いてあった通りの午後4時で、それより早く入るなんて、1分たりともできない様子だった。

市役所の人お勧めの寿司屋にGo!

 市役所の人はとっても親切で、受付がまだ始まっていないことをすまながり、荷物を快く預かり、乗船開始時間がわかったら携帯に連絡するから戻ってくればいいと、市内のいくつかの見どころを紹介してくれる。

 万が一船に入れなかったら回転ずしのスシローに行こうかな、と思っていたんだけど、市役所の人が「それは地元の企業じゃない」と悲しそうな顔をするので、おすすめの亀寿司(地図)に行った。

 亀寿司は、私たちが入った時は地元の常連さんぽい人たちがカウンターに陣取る立派な店だった。地元の魚の握りを私たちが食べていると、外国人がふたり入ってきて珍らしそうにしている。メニューを通訳しがてら聞いたら、なんとこれから乗る船ロストラルのシェフと経理マネージャーだというじゃないの。

シェフにおいしいごはんを作ってねと念押し

 これはチャンス! Gはカウンターの椅子から飛び降りてシェフに近づき、よろしくと握手している。私は日本の伝統料理寿司がどれだけ繊細でおいしいものかを心を尽くして説明した。そして、私たちがどんなにロストラルの料理に期待しているかも、もちろん忘れずにね。

 シェフはチャータークルーズに私たちが持っていた「料理の質が落ちるのではないか」という懸念をきっぱりと否定してくれた。変に日本人にこびた日本風を作ることもしないと。「本格料理を期待しているんでしょう?」その日のディナーでまた会ったときにはそう言ってくれた。嬉しかった。

 写真は後日、フランス国旗の前でスシーと言いながら撮った記念写真。シェフがテーブルを回ることは無かったので、船上ではあまり話ができなかったのが残念だ。

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このサイトの作者:しの

翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて

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