持田直武 国際ニュース分析
世界の最新の動きを探り、明日を読む

持田直武近影 持田 直武 (もちだ・なおたけ)
国際問題評論家(元NHK解説委員)

NHK特派員、解説委員として活躍。アメ リカ、アジア、EU、世界の安全保障、国際経済の現状にメスを入れる。キューバ危 機、ベトナム戦争、米ソ冷戦、朝鮮半島危機を追い続けた記者の眼で、流動する動きの 背後を探り大胆に明日を読む。特派員時代の取材裏ばなし、取材現場の楽屋裏も披 露。

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次回掲載予定「食糧価格高騰の不安」【オリジナル記事】

米大統領選挙 決着の行方
【オリジナル記事 2008年5月11日掲載】
オバマ候補が民主党の党候補指名を獲得することが確実になった。2大政党初の黒人大統領候補か、初の女性候補かの先陣争いに決着がつく。だが、クリントン候補は敗北を認めない。党内の撤退要求と資金不足にも拘わらず、最後の予備選挙まで私費を投じて戦い続けるという。彼女のねらいは何か。 (記事全文⇒)

6ヶ国協議 行方混沌
【オリジナル記事 2008年5月6日掲載】
ブッシュ政権が「北朝鮮とシリアの核開発協力の証拠」を公開した。事実とすれば、北朝鮮は核放棄を約束しながら、核技術の海外移転を謀ったことになる。同政権が6カ国協議の成果を覆しかねない、このような証拠を今になって公開したのは何故か。 (記事全文⇒)

米大統領選挙戦 クリントン候補ねばる
【オリジナル記事 2008年4月27日掲載】
クリントン候補がペンシルベニア予備選挙で予想以上の支持を集めて勝った。選挙資金はオバマ候補の4分の1、借金1,000万ドル余を抱えての勝利だった。残る予備選挙はノースカロライナ州など7州と自治領プエルトリコ。クリントン候補が逆転勝利する可能性はまずないのだが、それでも撤退しないのは何故か。(記事全文⇒)

イラク戦争 主敵はイラン
【オリジナル記事 2008年4月20日掲載】
開戦以来5年、米軍の主要作戦目標がイランの活動阻止になった。イラン特殊部隊がイラクのシーア派民兵組織に武器を供給、兵士の訓練をしているという。3月から南部バスラとバグダッドで続いた戦闘は、この両者の緊密な関係を浮き彫りにした。ホメイニ革命以来の米・イランの確執がイラクにも波及した。(記事全文⇒)

6ヶ国協議 ブッシュ政権の焦り
【オリジナル記事 2008年4月13日掲載】
ブッシュ大統領の任期が残すところ10ヶ月を切った。核問題を解決して同大統領の外交実績とするには十分な時間とは言えない。8日の米朝シンガポール会談では、功を焦るブッシュ政権が北朝鮮に大幅な譲歩をしたことが明らかとなった。(記事全文⇒)

米大統領選挙 一匹狼マケイン候補の政策
【オリジナル記事 2008年4月6日掲載】
マケイン候補が予想どおりブッシュ離れの方針を明確にした。外交政策では、単独行動主義の放棄、同盟国との協調、グアンタナモ収容所の閉鎖、地球温暖化防止などだ。だが、ブッシュ政権を支えてきた共和党内の保守派が予想どおりこれに反発。保守派がマケイン候補で一本化するのは難しい状況だ。(記事全文⇒)

米大統領選挙 崖っ縁のクリントン
【オリジナル記事 2008年3月30日掲載】
クリントン候補が苦戦している。献金はライバルのオバマ候補に比べ3分の2に減少。ボスニアの戦場を体験したというファースト・レディ時代の体験談が作り話と判明して、大ほら吹きの汚名を頂戴。一時、副大統領候補の呼び声もあったリチャードソン知事はオバマ陣営に鞍替えし、組織の動揺は隠せない。(記事全文⇒)

問われる地球温暖化対策
【オリジナル記事 2008年3月23日掲載】
EU(欧州連合)委員会が温暖化は安全保障上の脅威と警告した。自然災害が増加、飢饉、疫病が蔓延して難民が増加するほか、北極海の石油資源をめぐって争奪戦が起きる可能性もあるという。米でも温暖化の危機感は高まった。民主、共和両党の大統領候補3人は画期的な温暖化対策を打ち出した。(記事全文⇒)

6ヶ国協議 成否の岐路
【オリジナル記事 2008年3月16日掲載】
ブッシュ政権が北朝鮮核問題の解決を目指して最後の努力を始めた。焦点は、北朝鮮のウラン核開発疑惑とシリアへの核技術移転疑惑という2つの疑惑の扱い。だが、米朝間の溝は深い。ジュネーブの米朝交渉で、ヒル国務次官補は「進展があった」と語ったが、金桂寛外務次官は両疑惑の存在を否定する立場を変えなかった。(記事全文⇒)

米大統領選挙 決め手はカネかスキャンダルか
【オリジナル記事 2008年3月9日掲載】
共和党はマケイン上院議員が大統領候補指名を確定した。だが、民主党はオバマ、クリントン両上院議員が四つに組んで、出口が見えない。両議員とも選挙史上空前の献金を集めて闘志満々。勝利を決めるのはカネか、それとも、スキャンダルか、予断を許さぬ展開となった。(記事全文⇒)

パキスタンの不安
【オリジナル記事 2008年3月2日掲載】
野党勢力が連立政権樹立で合意、ムシャラフ大統領に辞任を要求した。応じなければ、弾劾裁判で罷免するという。その一方で、野党第一党の人民党はアフガニスタン国境でイスラム過激派に対する軍事作戦を中止し、話し合い解決を提案した。パキスタンの動揺はブッシュ政権のテロ戦争にも波及してきた。(記事全文⇒)

米大統領選挙 流れはオバマ
【オリジナル記事 2008年2月24日掲載】
民主党オバマ候補の快進撃が続く。2月5日のスーパー・チューズデー以後、予備選挙と党員集会で全勝。代議員獲得数でクリントン候補に水をあけた。オバマ候補は政治家としては上院議員暦わずか3年、人種は少数派のアフリカ系。だが、巧みな弁舌で聴衆を魅了、インターネットを使う献金集めで支持者を増やしている。(記事全文⇒)

韓国新政権の課題
【オリジナル記事 2008年2月17日掲載】
李明博次期大統領が25日に就任する。公約の1つは、対北朝鮮政策の大幅修正。盧武鉉大統領と金正日総書記が昨年10月の首脳会談で調印した「南北関係発展と平和繁栄の宣言」も再検討するという。これに対し、北朝鮮のメディアは李明博氏が次期大統領に当選したこともまだ伝えていない。(記事全文⇒)

米大統領選挙 共和党マケイン候補の可能性
【オリジナル記事 2008年2月3日掲載】
マケイン上院議員が共和党の最有力候補に浮上した。ベトナム戦争の英雄、イラク戦争ではブッシュ大統領以上の強硬派。その一方で、宗教右派を批判、政治献金の制限や不法移民の救済策で共和党主流派と対立し、共和党の一匹狼として知られた。今後、党内保守派の支持を固められるかが鍵になる。(記事全文⇒)

地球温暖化が突きつける課題
【オリジナル記事 2008年1月27日掲載】
人類の文明は石を削って石器を作ることから始まった。それはまた、自然を破壊する作業の開始でもあった。壮大な文明の背後で、自然破壊が続いた。このまま破壊を続け、人類は生き残れるのか。温暖化はその疑問を突きつけている。(記事全文⇒)

パキスタンの危機
【オリジナル記事 2008年1月20日掲載】
ブット元首相の暗殺が米国のテロ戦略を狂わせた。米は元首相の政権参加で、米特殊部隊をパキスタン北西部に展開できると期待した。アフガニスタンの武装勢力タリバンを制圧するには、国境地帯に巣食うタリバンと国際テロ組織を一掃しなければならない。だが、暗殺によって、パキスタン国内が主戦場となる恐れが強まった。(記事全文⇒)

米大統領選挙 序盤を読む
【オリジナル記事 2008年1月13日掲載】
アイオワ州党員集会とニューハンプシャー州予備選挙で、有権者は「変化」を求めた。クリントン候補は党のエスタブリッシュメントの側からこれに応えようとし、オバマ候補は新興勢力をバックにこれに取り組もうとしている。論争の勝者が党候補の座を獲得するだろう。これに対し、共和党は保守各派に分裂、各候補は論争の焦点を絞ることも出来なかった。(記事全文⇒)

北朝鮮の核放棄の意思に疑問深まる
【オリジナル記事 2008年1月6日掲載】
米国が、北朝鮮は核計画の申告を年内に実施しなかったと発表。これに対し、北朝鮮は11月に米に通告したと反論。両者が真っ向から対立することになった。北朝鮮が核計画の完全で正確な申告をすることは核放棄を実現する上で不可欠。対立は、北朝鮮が核放棄をする意思があるのかとの疑問を深めている。(記事全文⇒)

2007年掲載記事

2006年掲載記事

2005年掲載記事

2004年掲載記事

2003年掲載記事

2002年掲載記事


記者時代の取材秘話

1.南ベトナム臨時革命政府樹立宣言のまぼろし
【日本記者クラブ会報382号 2001年12月寄稿】
1969年6月9日、私が帰国準備をしていた頃だ。夕方、解放戦線の地下放送を聞いていたNHKベトナム支局員のフン君が叫んだ。「ベトコンが臨時政府を樹立した」。大ニュースだった。戦闘集団の解放戦線(ベトコン)が政府に脱皮するというのだ。ベトナム戦争の転機になる。・・・(続く⇒)



2.金大中氏の政治裁判の頃
【オリジナル記事 2002年7月23日掲載】 
 1975年12月12日、日本大使館で大使とソウル特派員の懇談会があった。翌日は金大中氏に選挙違反事件の判決が言い渡される。特派員の関心は日本の対応についてだった。だが、大使は質問を巧みにかわし、核心に触れない。最後に「俺はあすゴルフに行く」と言い残して部屋を出た。判決で金大中氏が有罪になれば、同氏は来日できず、日本政府が主張する拉致事件の原状回復は遠のく。その判決の日、大使がゴルフとは。私は東京あてに「日本大使館の幹部はゴルフに行くと言っている」とボイスレポートを送った。(記事全文⇒)



3.スカルノ大統領失脚の時
【オリジナル記事 2002年8月28日掲載】
 1967年2月22日夜、スハルト閣僚会議議長が閣議の部屋に記者団を招き入れた。まもなく、ジア情報相が駆け込むように入って来た。そして、一枚の厚い紙を高々と掲げる。「スカルノはインドネシアの大統領、及び国軍最高司令官の全権限をスハルト将軍に委譲する」という大統領声明だった。日付は2日前の2月20日。その下にスカルノの太いサイン。だが、インクがまだ濡れていて、直前に署名したことが明らかだった。インドネシアが独立の英雄スカルノからスハルトの時代に変わった瞬間だった。  数日後、NHK外信部から「東京に滞在中のデヴィ夫人が女児を出産した」という情報が届いた。これを大統領官邸の秘書に伝えると、折り返し大統領が大変喜び、名前を考えたので伝えて欲しいという返事が返ってきた。全権委譲のあと、大統領が外国との連絡を絶たれたことを示していた。(記事全文⇒)



4.金日成主席の謝罪
【オリジナル記事 2002年9月20日掲載】
朝鮮問題の権威あるジャーナリスト、ドン・オーバードーファー氏が1997年の著書「The Two Koreas」で、金日成主席の謝罪の話を紹介している。1972年5月、韓国の李厚洛中央情報部長が初めてピョンヤンを訪問して同主席(当時は首相、労働党総書記)と会談した時のこと。主席が「朴正熙大統領にすまないことをした」と謝罪したという。17年後オーバードーファー氏はこの話を李部長の元補佐官から聞いて、著書に取り入れた。私も会談の1年後、この話を韓国政府高官から聞いた。その骨子は、先日の日朝首脳会談で表明された金正日総書記の謝罪とまったくと言ってよいほど似ている。(記事全文⇒)





講演の記録

2005年8月 日本政治を漱石の視点からみれば 

2004年8月 世界と日本、憲法論議と夏目漱石の日本開花論 

2003年12月 北朝鮮の核危機と東アジアの安全保障 

2003年8月 北朝鮮の核開発と日本の安全保障 

2003年7月 ブッシュ政権を支えるネオ・コン人脈の系譜 

2003年4月 国際化時代の日本経済 

2002年10月 日朝国交正常化の条件 

2002年8月 今の日本を考える 

2002年5月 国際政治と経済 

2002年4月 アメリカの安全保障戦略と日本の対応 


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